独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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第30回  校長 三谷知世

宇部高専同窓生の皆様へ

宇部工業高等専門学校
校長 三谷知世

 

同窓生の皆さん、こんにちは。お元気でご活躍のことと存じます。

お世話になりました

宇部高専校長に着任して早いもので5年が経とうとしています。本年3月31日をもって校長の任期を満了し、宇部を離れます。大変お世話になりました。
東京高専学生5年、東京高専教員31年、宇部高専校長5年の計41年を高専で過ごしました。15歳で高専の門をくぐった時、まさかこのような人生が待っていようとは、思いもよらぬことでした。

校長として最後のメッセージです

定年退職という一つの節目に合わせて、少しわが身を振り返ってみます。私は高専を選択して本当によかったと思っています。恩師、同級生、先輩、後輩、に恵まれました。いつの頃からか、クラス会を毎年12月30日に行うことが恒例となり、40年以上続いています。教室のシーン、卒業研究のシーン、体育祭のシーン、高専祭のシーン、そして寮でのシーン、いずれも脳裏に焼き付いています。青春でした。
31年間の東京高専での教員生活では、教育や人の可能性について深く考えさせられました。着任早々担任した5年のクラスに1年留年した学生がいました。麻雀にはまり込んだと聞いています。1年遅れで大手企業に就職しました。翌年、その会社の人事担当者が来て、今年も留年生を下さいとのことでした。入社後の活躍が目覚ましかったのです。彼は今、全国高専ロボコンを協賛する会社の管理職として活躍しています。
宇部高専でも高専生の可能性を肌で感じました。ロボコンに夢中になり1年留年したけれども、今は技術者して立派に仕事をしているケース、入社後自分と自社の強み、弱みを分析し、自分のやるべきことを明確にしたうえで努力を重ね、経営者になったケース、これ以外にも書ききれないくらいの人生行路を知ることができました。

いつまでも高専を応援します

東京に戻った後、何をするかは未定ですが、いつまでも高専の応援をします。特に宇部高専では、同窓生の皆さんの社会での活躍には目を見張るものがあります。大手企業の管理職、地元企業の経営者、私の宇部での5年間にもたくさんの宇部高専同窓生の方々と知り合うことができました。日本のみならず世界でも、大学や大学院の学歴がものをいう時代になりました。それに抗して高専卒は経験と理論を駆使して実力で勝負しています。そのための努力をしています。ものづくりのプロとして現場・現物で身につけた実力は、AI時代になっても必ず必要とされます。同じ高専卒として、皆さんと共に高専の応援団を続けていきます。

5年間本当にありがとうございました。宇部高専同窓生の皆さんの益々のご活躍とご健勝を心よりお祈りいたします。

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