独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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第33回  教務主事 武藤義彦

宇部高専同窓生の皆様へ

宇部工業高等専門学校
教務主事 武藤義彦

 

本来、6月に掲載すべきメッセージの公表が大幅に遅れまして、申し訳ありません。
新緑と蝉時雨が盛んになる一方、梅雨時の大雨により甚大な被害を受けられた皆様へお見舞い申し上げます。

さて、平成29年度に導入された4学期制が3年目を迎えました。4学期制の狙いは、ひとつの学期を約2か月間と定めることで集中的な学びを実現し、学問に対する理解を促進することにあります。卒業生の皆様の多くは2学期制の下で学生生活を過ごされましたから、現在は定期試験が最大9科目という状況に驚かれることでしょう。一方、同一科目の週2回開講により授業の進度は2倍速となっており、疑問点・不明点を即座に解決しないと授業についていけなくなります。要は、数多くの仕事(科目)に並行かつ長期間、取り組むか、あるいは相応のボリュームを有する少ない仕事(科目)を短期間で一気に片づけるか、のいずれかです。2学期制と4学期制のどちらが優れているでしょうか? 一般に教育システムや教授法を変更した場合、その評価が定まるまで10年を要しますから、本校の教育改革の評価についてもしばらくお時間をいただくことになります。

2019年度より2年生を対象とした新規科目「プロジェクト学習」が始まりました。完成形は「学年・学科が異なるメンバから構成されるチームによる課題解決」ですが、今年度は2年生のみから構成される学科横断型となっています。また、今年度はプロジェクト学習の初年度であるため、教員側から20件のテーマを提示し、学生に選んでもらう形としました。テーマの一例を示すと、ロボットハンドの作製、パスタブリッジコンテスト、Arduinoによる電子デバイスの操作、Androidプログラミング、KOSENスポーツのためのツール開発、アロマオイル・アロマキャンドルの開発とマーケティング、英語と中国語の講座、Mathematics in English等、多岐に渡っています。これらのテーマ群に対して、概ね10人/テーマの学生が自らの発想を開陳したり、技術力を磨いたり、と多様な関わりを行っています。本科目では、機械工学や電気工学等、それぞれの専門性を核としながら、異なる分野の学生と協働することで新たな視点を得ることが目的です。また、本取組について7月下旬に成果報告会が予定されており、どのような成果が公表されるか、現役学生のプレゼンテーション能力はいかほどか、楽しみにしております。

末筆ではございますが、卒業生・修了生の皆様におかれましては、帰省などの折には是非、本校にお立ち寄り下さり、近況などを教えて頂けると幸いです。皆様が様々な分野にて益々ご活躍されることを心より願っております。

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