独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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宇部高専と神代漁協が岩国市沿岸で転炉スラグを用いた藻場生育基盤造成を実施

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2013.03.25

宇部工業高等専門学校(校長:福政修、以下「宇部高専」)と神代漁業協同組合(代表理事組合長:林悦雄、以下「神代漁協」)は、 JFEスチール株式会社(社長:林田英治、以下「JFEスチール」)の協力のもと、2013年2月に山口県岩国市神東地先で転炉スラグを用いた藻場生育基盤造成を実施しました。
山口県岩国市神東地先では、岸側に天然アマモ場が存在し、沖側に既存の漁礁が存在する場所があります。これらの場所は藻場の減少によって漁獲量が減少していますが、 天然アマモ場と漁礁の間に藻場生育基盤造成を行うことにより、アマモ場-岩礁性藻場-漁礁の連携が形成され、魚類の蝟集(いしゅう)効果が高まることが期待できます。
今回の藻場生育基盤造成は、鉄を精錬する際に副生成物として発生する転炉スラグを約13,000立方メートル用いて約6,400平方メートルの施工を行いました。 転炉スラグは、従来藻場生育基盤造成材料として使用されることが多かった天然石の代替材料として期待できます。
宇部高専では、転炉スラグについて新たな藻場生育基盤造成材料として研究をするとともに、藻場生育基盤を造成した場所を通じて環境保全などの教育活動の場になることを期待しています。
神代漁協では、藻場生育基盤造成によって岸側にあるアマモ場と沖側にある漁礁との連携によって漁獲量の拡大を期待しています。
今後の予定は定期的に転炉スラグによる藻場生育基盤での藻の着生状況や魚類の生育状況をモニタリングするとともに、周辺の天然藻場との比較によって検証を行っていきます。 また、学識経験者によって組織された「山口県東部海域藻場造成研究委員会(委員長:放送大学 岡田光正教授)」を設置しており定期的にモニタリング結果について評価を行っていく予定です。

20130325_1転炉スラグ 20130325_2実証実験場所のイメージ


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