宇部高専同窓生の皆様へ
寮務主事 畑村 学
11月12日、高専祭の開催に合わせて白鳥寮の見学会を開きました。
寮務室前のホワイトボードに白鳥寮の活動がわかるスライドを10枚ほど掲示していたところ、食い入るように見る、私と同年代のお父さんがいました。
「説明しましょうか?」
と声をかけると、
「寮もずいぶん変わりましたね~」
と感慨深げな様子。
聞くと20年以上も前に宇部高専を卒業した電気工学科のOBで、息子さんが中学3年で、今回オープンキャンパスに参加するため来られたとのことでした。
おっしゃる通り、白鳥寮は20年前と比べると大きく様変わりしていますが、数年前に比べてもずいぶん変わりました。
朝の体操、エッサッサは、私が主事になるずいぶん前に廃止されていました。女子寮にだけ残っていた寮歌も、すでに形骸化し新入生を鍛える材料にしかなっていなかったため、私が主事になると同時に廃止しました。
こう書くと、「寮の伝統行事を全部無くしやがって!」とOBからお叱りを受けそうですが、その代わりに白鳥寮は、今の時代に合った寮へと生まれ変わりつつあります。
「規律とチームワーク」
これが今年度の寮務部が掲げる方針です。
この方針に基づき、我々寮務部は寮生会と連携して様々な活動に取り組んでいます。
フロア長制度(各フロアの責任者がリーダーシップを発揮し、各学年が混在するフロアの運営を行う)、清掃美化活動の推進(清掃美化委員が中心となり、朝、寮の内外、ゴミステーションの清掃活動等を行う。昨年4月からごみ回収を宇部市による家庭ゴミ回収に切り替え、経費を約40万円削減し、寮生のエアコン運転時間の延長等へ還元)、寮内勉強会の実施(上級生講師が低学年に数学・物理を中心に教えるSMAP、長期留学生による寮内英会話SSクラス等)、国際交流活動の推進(台湾、豪州、シンガポール、韓国等の協定校の短期留学生の交流、サポート)等々。
寮訓である「自律」「友愛」「協調」を基本としながら、時代の変化や社会のニーズに合わせて白鳥寮も日々進化しています。
ぜひ一度。見学にお越し下さい!