独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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平成30年度卒業式式辞

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本日、ご来賓、保護者、関係者の皆様ご列席のもと、宇部工業高等専門学校本科卒業式ならびに専攻科修了式を挙行できますことは、私ども教職員にとりまして大きな慶びです。ご列席を頂きました皆様に心から深く御礼申し上げます。本年は二百名の皆さんが本科を卒業され、二十四名の皆さんが専攻科を修了されます。誠におめでとうございます。卒業生、修了生の皆さんを様々な面で支えてこられた、ご家族、関係者の皆様にも心からのお慶びを申し上げます。

本年は五名の留学生の方々が本校を卒業されます。マレーシア出身のアズレルさん、ラフルさん、ヌリンさん、インドネシア出身のジャニサさん、そしてモンゴル出身のアリさんです。皆さんのたゆまぬ努力に心からの敬意を表します。宇部高専で学び経験したことを、いつの日か皆さんの祖国の発展に役立ててください。そして、これからも皆さんの祖国と日本との架け橋になって下さるようお願い致します。

三十年余り続いた平成は今年の四月で幕を閉じます。昭和と同様、平成も科学技術が世の中を大きく変えた時代でした。人工知能、AI、も急速に発展し、今後、技術開発の一翼を担うことになります。今ある職業の半分がAIに取って代られるとも言われています。そんな中、技術者の仕事については、確実に残るとの予測があります。問題点を見つけ出して、それを解決することや、全く新しい製品や技術を生み出す能力は人間にしかないからです。その時必要となるのは、課題発見能力や課題解決能力です。この能力は、『なぜ』や『どのように』を常に問い続けることで、身につくものです。AIに使われるのではなく、AIを使いこなす技術者になってください。

さて、今、この時点でも、多くの本校卒業生が技術者として世界を舞台に活躍しています。一九七三年機械工学科卒の伊藤好生さんは一昨年、パナソニック株式会社の副社長に就任されました。昨年八月には全国の高専の先生が集まる全国高専フォーラムに招待され、ご自身の技術者としての経験について講演されました。一九九二年工業化学科卒の三輪勝彦さんは武田薬品工業株式会社に就職し、中央研究所で画期的な技術を開発しました。現在はベンチャー企業の社長を務めています。多くの博士号を持つ部下を従え、海外の支社と英語でテレビ会議をするなど、技術者と経営者の二足のわらじで活躍しています。二〇一四年制御情報工学科卒の浅村岳さんは、日本の宇宙航空技術をリードする宇宙航空研究開発機構JAXAで衛星の制御に関する業務に携わっています。本校のホームページにも紹介されています。浅村さんらの活躍によりJAXAは高専卒を積極的に採用する方針と聞いています。

三名の方々は共に本校を卒業後、すぐに就職されました。日進月歩の技術の世界で活躍するのは並大抵の努力ではありません。お三方は学生時代以上の学びと共に、大所高所からの判断力、諦めない強い信念、他人に対する思いやり、そしてリーダーシップを、仕事を通して身につけてこられました。皆さんにも、これらの先輩たちに続くだけの能力は十分に備わっています。自信をもって、自分の信じた道を進んでください。

終わりにあたり、少し英語でお話しさせていただきます。

I would like to say a few words regarding SDGs, which are the new global sustainable development goals proposed by the United Nations in 2015. This agenda has 17 goals for people, the planet and prosperity, such as to end poverty, conserve the oceans, promote peaceful societies, etc. In particular, goal 9, which is to achieve sustainable industrialization and foster innovation, will require engineers such as yourselves. The United Nations is committed to working tirelessly for the full implementation of this agenda by 2030. In 2030, you will be either 32 years old or 34 years old, and will be the core members of society. I hope all of you, as both engineers and citizens, will contribute to achieving the SDGs.

結びにあたり、卒業生・修了生のために、本日ご多忙の中ご臨席を賜りましたご来賓の皆様方に改めて厚く御礼申し上げます。

卒業生、修了生の皆さん、宇部高専はいつまでも皆さんを応援しています。

これをもちまして、本日の卒業式・修了式の式辞と致します。

平成31年3月22日
宇部工業高等専門学校 校長 三谷知世

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