独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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2014年1月 年頭の挨拶

明けましておめでとうございます。皆様はご家族ともどもご健勝のこととお喜び申し上げます。そして、共に新しい年を迎えることが出来て大変嬉しく思います。

年が明けるといよいよ受験シ-ズンの到来です。少子化、理科離れといわれながらも、宇部市を中心とする近隣からの本校への志願者の比率は非常に高く、改めて地域社会の本校に対する期待の大きさを強く感じています。高専を取り巻く環境には厳しいものがありますが、地域の負託に応えるべく進んでまいる所存です。教職員の皆様、今年も変わらぬご協力をよろしくお願い申し上げます。

今年の干支は「甲午(きのえうま・こうご)」です。火災が多いという迷信の年「丙午(ひのえうま)」とは別物です。固い殻につきあたるという意味もあるようですが、それを突き破るように障害を力強く乗り越えていく駿馬のごとく、諸問題に立ち向かい、基本理念“挑戦し、探究し、高く羽ばたく宇部高専”のもと、本校のプレゼンス向上を目指してまいります。

以下では、新しい年を迎え、昨年の本校の動きを振り返るとともに、今後の重要課題の幾つかをご紹介し、皆様の一層のご協力をお願いしたいと思います。


(1) 教育改革の方向性

一昨年の政権交代以降、経済再生と教育再生を二本の柱として改革に取り組もう、という方向性が挙げられました。「産業を支える」流れでの人材育成では、「グローバル化」、「イノベーション対応」という観点で議論が進められ、大学・高専等の高等教育機関への提言がなされています。一昨年創立50周年を迎えた高専機構においても、この流れのなかで、ミッションを含めこれからの高専について検討が進められ、モデルコアカリキュラムの導入、高度化に向けた教育改革が議論されているところです。本校の目指す方向性として、繰り返しになりますが既に、次の二つを掲げています。第一に、技術の高度化、グロ-バル化、そして産業構造が多様化していく現状を踏まえつつ、“創造力と実践力を持つ人間性豊かな中核的技術者の育成”に徹すること。第二に、地域のニ-ズや志願者の動向を踏まえ、大学とは異なる高等教育機関として、“地域に役立つ宇部高専”を目指すことです。

(2) 高度化、グロ-バル化に対応していくこれからの教育

グロ-バル人材だからといって特別に育成するものではなく、要は、自分で考え行動できる人間を育てることに尽きると思います。ただ、語学(特に英語)の重要性については学生諸君に伝える必要があり、教育にも力を注ぎます。英語教育の進化を図るとともに環境整備の一つとして海外研修の機会をさらに増やす努力をしなければなりません。創立50周年記念事業の一つに“国際交流活動およびキャリア教育の推進”を掲げたのもそのためです。この資金を呼び水に後援会の支援も受けながら、海外に出向いて苦しんで、『英語の勉強が必要だ』という経験に遭遇させる努力を進めたいと思います。

高度化に関しては、平成26年度から専攻科の教育プログラムの改編、新しい教養・導入教育の単位化(平成27年度予定)等が実施されますが、高専の進化が求められる今後において、教育の質保証は大きな問題となってきます。高専機構では、それをモデルコアカリキュラムの導入で対応する方針です。“不易流行”という言葉がありますが、高専教育の強みとなっている特徴は今後も強化し維持していかなければなりません。しかし、入学してくる学生諸君は年々変化し多様化してきており、教育方法は学生諸君に応じたやり方に修正していくことが肝腎です。教職員の皆様は学生諸君に向き合って、教育・学生支援をしていただくわけで、学生対応・学生指導は革新の連続であるとお考えいただかなければならないと思います。

(3) 地域連携・地域に役立つ宇部高専への取り組み

地域社会との連携・交流に関する窓口は地域共同テクノセンターです。地元企業を中心とした集まりである本校の協力会(宇部高専テックアンドビジネスコラボレイト)の運営に対し、昨年度より同センターが積極的に関わるようにいたしました。同じく昨年10月以降、同センター3階にテクノカフェを開設しました。企業関係者はもとより市民の方々と本校との交流を身近なものにしていただくための仕掛けです。なお、本年1月には新たに西京銀行様と包括的連携協力に関する協定書を締結する運びとなりました。地域振興、人材育成の分野で、相互に協力し合うことを確認するものです。地域に役立つ宇部高専を目指すなかで、一歩一歩ではありますが、本校をよく知っていただくと同時に地域連携・貢献活動の充実につなげたいと思います。

(4) 明るいキャンパス(働きがいのある職場)づくり

組織の力はそれを動かす人に依存します。教職員の連帯感・一体感、情報の共有化と連携が不可欠です。そのためには、教職員間さらには教職員と学生間でのコミュニケーションが不可欠です。ただ、このとき注意していただきたいのは、無意識のうちにハラスメント的行動が忍び込むおそれのあることです。学生諸君と教職員にとって風通しの良いキャンパスにする努力を今後とも続けて行く所存です。

皆様のご理解とご協力の下に、明日の宇部高専を築くために忍耐強く力を尽くしてゆく所存です。業務に携わる皆様のご健康とご発展を願っております。本年もどうか宜しくお願い申し上げます。

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