WHAT'S KOSEN高専ってなに?
高専は大学の仲間!
高専(高等専門学校)は、優れたエンジニア(実践的技術者)を育てることを目的とした5年制の学校です。中学卒業後の5年間で、大学とほぼ同程度の専門的かつ実践的な技術を身に付けることができます。高専卒業生の就職率はほぼ100%で、進学を希望する場合は高専専攻科への進学や大学3年次への編入学もできます。高専卒業生は「準学士」の称号が得られ、専攻科を修了すると大学卒業と同じ「学士」の学位を得ることができます。
動画で見る宇部高専
令和6年度宇部高専学校紹介動画
女子中学生向け学校紹介動画
宇部高専の特長
- 工業系および経営系のエンジニア(専門家)を育成
- 講義(理論)および実験・実習(技術)による教育
- 授業、課外活動および学寮生活等による知育・徳育・体育の総合教育
- 博士号をもつ研究者から専門的知識を習得
- 地域企業と連携しての卒業研究・特別研究
- 4学期制(定期試験:各期1回、年計4回)
EXAM INFO受験情報
宇部高専の入学者選抜は、「推薦による選抜」と「帰国生徒特別選抜」、「学力検査による選抜」の3つの方法があります。「推薦による選抜」と「帰国生徒特別選抜」の結果、合格内定とならなかった人で、あらかじめ入学願書にて学力検査による選抜受験を希望していた場合は、出願書類の再提出や、検定料の再納入をせずに「学力検査による選抜」を受験することができます。
受験前に高専祭、オープンキャンパスや公開講座など、実際に宇部高専に来て見て体験して、高専がどんな雰囲気なのか感じることも大切です。自分に合った学科や、目指したい姿、素敵な先輩に出会えるかもしれません。迷っている人は納得いくまで何回も参加してみることもおすすめします。
令和7年度入試日程
事項 |
推薦による選抜 |
帰国生徒特別選抜 |
学力検査による選抜 |
本試験日 |
令和7年1月18日(土) |
令和7年1月18日(土) |
令和7年2月9日(日) |
本試験合格内定発表日 |
令和7年1月24日(金) |
令和7年1月24日(金) |
− |
追試験日 |
令和7年2月1日(土) |
令和7年2月1日(土) |
令和7年2月23日(日) |
追試験合格内定発表日 |
令和7年2月5日(水) |
令和7年2月5日(水) |
− |
合格発表日 |
令和7年2月19日(水) |
追試験合格発表日 |
− |
− |
令和7年2月28日(金) |
入学予定者オリエンテーション |
令和7年3月5日(水) |
MY KOSEN LIFE在校生の声
スワイプで切り替えが来ます
ハングリー精神を持って送る高専生活
工藤 暦暉さん
機械工学科 3年
関心のあるものにハングリー精神を持って取り組んできて、早2年が経過しました。
入学してから資格取得、国際交流活動、海外研修、トビタテ!留学JAPANなどの興味ある英語についての活動を主体的に行ってきました。そして私は3年生になり、より将来を見据えたことをハングリー精神のもとでチャレンジしていきます。
3年生になると専門的な科目や応用的な数学が増え、内容はハイレベルになります。そのため理解してアウトプットするまでにはより時間が必要になる可能性がありますが、自身が成長する良い機会として熱心に取り組んでいきます。
また、本校では自分のために使える時間が多いといったメリットがあります。そこで自分磨きのために時間を費やし、充実した高専生活を送っていきます。3年生では、TOEICで800点を越えることとSA「student ambassador」の幹部として国際交流を盛り上げることを目標に自身をより成長させていきます。また1年留学の計画を立て、様々な壁に直面して自身をより成長できるチャンスを作っていきます。
この先の高専生活もメリハリをつけて有意義なものにしていくためにも、関心のあるものや勉学に自分らしく頑張ります。
高専に入学してから
加藤 愛花さん
電気工学科 3年
高専入学してから時の流れがとても早く、気がつけば3年生を迎えました。半年後には工場見学研修、来年にはインターンシップなどがあり、自分の将来について考え始めなければならない時期になりました。そのような現状に不安もありながら、同時にワクワクしています。
高専卒業後は、まだ具体的な分野は決まっていませんが就職したいと考えています。電気工学科は求人が多く、大手企業からの求人もあり選択肢がとても広いです。自分の行きたい会社に就職するためには学力も必要です。3年生からは専門科目が増え、内容も難しくなるため、勉強に力を入れ、これまで以上に向上心を持って取り組んで行きたいです。
私の高専生活はとても充実しています。放課後は部活動、今年度からは地域教育にも取り組んでいます。勉強と両立することで充実した学校生活が送れています。また、部活動をすることによって他学年、他学科の人とも関りを持ち楽しい学校生活を送ることができています。
残りの学校生活を存分に楽しみ、将来についてもより深く考えて行きたいと思います。
進路を明確に
松本 虎太郎さん
制御情報学科 3年
宇部高専に入学してから早3年が経ちました。私の学校生活は非常に充実しています。宇部高専の3年生として、コンピュータの基礎やプログラミングなどの専門科目を学ぶ日々はとても刺激的です。
1年次にはコンピュータの構造や仕組み、プログラミングの基礎を学び、実習でコンピュータを使って物を動かす基礎を身に付けました。2年次にはプログラミングを本格的に学び、基本的な構文やアルゴリズム、応用問題にも挑戦しました。現在の3年次では、コンピュータの計算方法や高度なプログラミング技術を学び、制御や電気・電子回路といった専門科目も履修しています。
特にこの3年間で印象に残っている経験は、実習で車両型ロボットを制御するプログラムを作成したことです。C言語を用いて車両型ロボットの動きをプログラムし、思い通りに動かせたときの達成感は格別でした。エラーに悩まされることも多かったのですが、その分、問題を解決したときの喜びは大きかったです。将来、一人のエンジニアとして自立できるよう、これから卒業するまでの間に、専門知識や技術をしっかりと身に付けることに努めていきます。
将来を見据えて
山下 優那さん
物質工学科 3年
高専に入学してからこれまでの2年間で部活、高専祭、寮生活などで多くの交友関係を築けてきました。しかし、私の学校生活全般では勉強に追われるものだったと思います。授業に遅れを取らないよう毎日の授業の復習に加え、慣れないレポート作成など目の前の課題に必死で、他のこととの両立を図ろうにも偏ってしまっていた気がします。
そして、3年生となり自分の進路に向き合ってみて、自分が本当にやりたいことや興味のあることを見つけられていないことに気づきました。将来の夢や目標は決まっていませんが自分が好きだと思えることに携わっていられる将来でありたいです。そのために今は自分が何に興味があるのかを模索しています。
高学年になるにつれ専門科目が増え、難易度も上がってきましたがそのような授業や実験だからこそ、面白さや奥深さを感じられ、自分の興味を模索しています。また、勉強面以外にも視野を広げていくために課外活動や趣味にも力を入れていきたいです。
進路や残り少ない学校生活、一つひとつのことに一生懸命に取り組んでいきたいです。
高専とチャレンジ精神
原田 桜那さん
経営情報学科 3年
宇部高専に入学して早2年が経ちました。3年生になり、専門科目は一段と難しくなり、課題や小テストなども増えて大変ですが友達と助け合いながら充実した日々を送っています。
私は国際交流活動が活発であることにひかれて宇部高専に入学しました。入学当時からDMM英会話とニーハロJapanese・Englishの活動に参加し、今も意欲的に取り組んでいます。このような活動は他の学校にはない本校独自の取組であり、私にとってとても有意義な経験となっています。なぜなら、会話や文法など全体的な英語力の向上につながっており、国際的な視野で物事をとらえることや考えたりすることができるようになったと思うからです。これらの経験や能力は将来就職するときに大きな武器になると考えます。自分をアピールするための強みを増やすために、興味があることに積極的に挑戦することを心がけています。
今年の夏休みには、オーストラリアにニューカッスル大学に留学する予定です。自分自身のレベルアップにつなげるため、留学先ではさまざまなことにチャレンジしていきたいです。また、残りの3年間を有意義な高専生活にするため、日々の勉強を大切にするとともに、簿記やIT系の資格取得も視野に入れ、将来に備えて自分の強みを増やしていきたいです!
NEXT STAGE進路
進学
宇部高専の卒業生の約30%が進学しています。そのうちの50~60%が本校専攻科で、40~50%が主に国立大学3年次への編入学等となっています。専攻科は国公立大学よりも授業料が安く、審査に合格すると大学卒業と同じ「学士」の学位を取得できます。現在までに専攻科修了生の全員が「学士」を取得しています。また、全国で約170(うち、国公立が約130)の大学(学部)が、高専生の編入を受け入れており、多くの大学で高専生のための推薦枠も設けています。編入学は日程が重ならなければ複数の国公立を併願できるので、複数の大学に合格している学生もいます。
就職
宇部高専の卒業生は社会的評価が高く、企業や官公庁など多くの職場の第一線で技術者や研究者として、国の内外で活躍しています。近年の求人倍率は、就職希望者に対して20倍以上を維持し、就職希望の卒業生の就職率はほぼ100%です。県内のみならず、県外の企業に就職している人もたくさんいます。
高専卒業生(女性)のメッセージ
【輝く高専女子!!】へ(令和元年度JST「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択事業)
SCHOOL LIFEスクールライフ
クラブ活動紹介
宇部高専は、体育系クラブが19、文化系クラブが11もあり、クラブ活動も盛んです。ほとんどの学生がクラブに入り、放課後は部活動を活発にしています。中には複数掛け持ちしていたり、学外の活動で活躍している学生も!体育系クラブでは全国の高専が出場する高専大会に出場したり、1~3年生は高校(高体連)の大会にも出場するので、より多くの大会に参加することができます。
学生寮
学生寮「白鳥寮」は、学校の道路を挟んで隣にあります。学校からとても近いので、家が遠くにある学生は通学時間を短縮することができ、その分部活動や勉強に力をそそげます!寮のイベントや勉強会もあり、寮生で交流を深め、困ったときにはお互いに助け合っています。全学生の約25%が寮生です。全ての寮棟にエアコンが完備され、より快適な学習環境が提供されています。
売店
多くの学生が気軽に利用しています。内容はとても充実していて、お菓子やパンはもちろん、ルーズリーフや関数電卓などの文房具も置いてあります。夏はアイス、冬は肉まんが人気!コピー機もあります。
食堂
宇部高専には食堂(愛称:ぺりかん食堂)もあります。とても安くて、人気メニューは日替わり定食、うどん、カレーライス、ラーメンなどです。もちろんお弁当を持ってきて食べることもできます。
よくある質問
Q高校と高専の違いは何ですか?
A高専は高校と同じく中学校卒業後に進学する学校ですが、主に次のような違いがあります。
①高専[5年間] 大学と同じ「高等教育機関」高専に在学する人は「学生」と呼ばれます。
高校[3年間] 中学校と同じ「中等教育機関」 高校に在学する人は「生徒」と呼ばれます。
②高専を卒業すると、「準学士」という称号がもらえます。
③高専の授業は、高校でも学ぶような数学や英語などの一般科目だけでなく、低学年から各学科の専門分野の勉強をしていきます。
更に、高専は単純に「高校」+「短大」ではありません。高校から大学や短大に進学するには受験が必要ですが、高専では5年間を勉強や部活動など自分がやりたいことにじっくりと打ち込むことができます。卒業後の進路も様々で、就職に強いのはもちろん、進学についても高専専攻科、大学3年次への編入学など多くの選択肢があります。
Qどんな学科がありますか?
A宇部高専には、機械工学科、電気工学科、制御情報工学科、物質工学科、経営情報学科の5つの専門学科が設置されています。なお、経営情報学科は高専としては珍しい文理融合学科です。
Q宇部高専の校風について教えてください
A高専は、学生一人一人の自主性を重んじているので、高校ほど規則が厳しくなく、自由な雰囲気の学校です。クラスマッチや高専祭などのイベントは、学生が主体となって企画・運営しており、毎年とても盛り上がります。
Q夏休みが高校より長いって本当ですか?
A高校より1~2週間程度長くなります。夏休みは8月上旬~9月下旬までです。春休みは3月上旬から3月末までです。
Qクラス替えはありますか?
A基本的にクラス替えはありません。入学した学科ごとのクラスになります。
Q自宅が高専から遠いのですが、通学はどうしたらよいですか?
A
・宇部市営バス 高専グラウンド前バス停(徒歩3分)
・東新川駅(自転車10分)
・常盤駅(自転車10分)
また、遠距離通学の学生のために白鳥寮を用意しています。寮から学校へは徒歩2分で通学可能です。
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