授業風景
高専の授業は高校とどう違うの?
宇部高専の授業は、理工系の専門的な授業ばかりではありません。国語や数学、保健体育など、いわゆる高校で学ぶ科目も学習します。
授業科目は、大きく「一般科目」と「専門科目」の2つに分けられます。
一般科目 | 国語・社会・数学・理科・保健体育・英語などの科目のことで、主に低学年で多く学びます。一部を除いて全学科共通の科目構成になっています。 |
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専門科目 | 専門的な知識を身につけるために、各学科で異なる専門分野を学びます。 低学年では基礎を学び、高学年になるにつれて徐々に高度な内容になります。また、5年生では今まで学んできたことの集大成として、それぞれ興味のある分野の卒業研究に取り組みます。 |
学年毎の授業時間の割合
宇部高専は5年間一貫教育のため、低学年では基礎となる一般科目を主に学習し、高学年になるにつれて徐々に専門科目が多くなるよう、授業時間を構成しています。
その他にも、様々な授業で社会性や異文化コミュニケーションを養っていく取り組みが行われています。
ここでは、授業風景を通して宇部高専の特徴をご紹介します。
授業
座学
プロジェクタを利用した授業
宇部高専の授業は、1科目90分授業です。通常は、基本的にそれぞれのホームルーム教室で行います。全ての教室にプロジェクターが備え付けてあり、視覚的な演出が可能となっています。
授業の進むスピードは中学校よりも速いため、予習・復習が大切になりますが、日々の授業と自宅での学習をしっかりすればきちんと単位を取得することができます。
実験・実習
レポート
実習工場での実習
情報処理演習
化学工学実験
宇部高専には、実習工場、応用物理実験室、情報処理演習室など、それぞれの学科で専門的な実験・実習を行うための部屋がたくさんあります。実験・実習では、1つのテーマを行うのに、準備となる事前学習を行い、終了後はひとつのテーマについて、目的、手順、結果、考察、課題などを簡潔にまとめ、レポートを作成します。
高学年になると実験・実習内容も高度になり、中には半日がかりで行うものもあります。なかなか予定していた結果が出なかったり、レポート作成に時間がかかったりと大変なこともありますが、実践的に学ぶことで専門的な技術や知識を身につけることができます。
卒業研究
学科によって異なります
卒業研究は、これまでの学習とは異なり、自ら考え答えを見つけます。今まで学習してきた中から興味のあるテーマを決め、情報収集や実験などを行い、約1年をかけて研究に取り組みます。
5年生
4月 研究室に所属
各学科の教員が提示する研究テーマの中から、自分の興味のあるテーマ(研究室)を選びます。研究室が決まるといよいよ研究が始まります!
5月~2月 研究活動
研究テーマに関する実験や調査、データの解析を行います。研究の成果を論文にまとめ、卒業研究発表会に向けてプレゼン発表の準備を行います。
2月下旬 卒業研究発表会
クラスメイトや後輩、教員を前にプレゼン形式で発表を行います。みんなこの日のために多くの時間を費やして準備をしています!