独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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校長挨拶

Message from the President
shikiji20190403

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
春爛漫の今日の佳き日に、本科新入生209名、留学生4名、専攻科新入生35名、あわせて248名の皆さんを宇部工業高等専門学校にお迎えすることができました。本日、ここに入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりましても大きな喜びです。
皆さんはこの2年間、新型コロナウイルスの感染拡大により、予期せぬ混乱に直面し、様々な制約を余儀なくされましたが、その困難を乗り越え、見事入学を果たしました。皆さんの努力に敬意を表すると同時に、皆さんを心から歓迎いたします。

高等専門学校は、5年一貫の実践教育により、高度な専門技術者を育成する高等教育機関です。宇部高専は国立高等専門学校の1期校の一つとして、今から60年前に創設され、これまでに9千人を超える卒業生を社会に送り出してきました。就職・進学先の企業や大学からは高い評価を受けており、多くの優れた卒業生が日本のみならず世界を舞台に活躍しています。

高専の教育システムは、早い時期から一般科目とともに専門科目を学び、実験や実習を重視することにより、専門的な理論と技術の基礎を身に付けることができます。現在、科学技術の急速な進展により社会が大きく変化しつつある中で、高専で学ぶ皆さんは、これからの時代を担う先駆者になることが期待されています。そのためには、知識や技術の習得のみならず、物事の本質を理解して、課題に主体的に取り組み、他の人と協力して問題を解決していく能力が求められます。
本校では、学科・学年を跨いだグループワークや地域の具体的課題を地域の人たちと共に議論し解決していく科目も用意されています。確かな学力を身に付けることは勿論のこと、多くの人たちから刺激を受け、豊かな創造力と感性を持つ優れた技術者に成長してくれることを願っています。

本校は、国際交流にも力を入れています。今年度から来てくれました4名の留学生に加え、11名の留学生がともに学んでいます。新型コロナウイルスが流行する以前は、国際交流協定を結ぶ海外の大学から、年間約40名の短期留学生を受け入れました。また、本校からも年間100名を超える学生が短期留学を行い、海外での研修や研究活動に参加しました。残念ながら、この2年間は直接の交流は中止となり、今年度の実施も不透明ですが、オンラインによる国際交流や語学研修も計画されています。国際交流は、エンジニアにとって大切なコミュニケーション能力を向上させるとともに、世界の異なる文化や宗教、価値観を互いに理解し、自分自身を客観的に見つめなおす貴重な機会でもあります。1年生から参加できますのでぜひ挑戦してください。

新入生の皆さんが本校で過ごす5年間は、十代後半の多感な時期を迎え、様々な悩みを抱えながら精神的にも大きく成長する大切な時間です。皆さんが目標とする高度な専門技術者になるためには、幅広い教養を身に着けること、そして、協調性や社会性といった社会人としての素養を備えることも必要です。

本校ではクラブ活動も活発です。高専祭やクラスマッチと呼ばれる体育祭などの学校行事、ロボコンを始めとする様々な全国規模のコンテストもあります。これらの活動にも積極的にチャレンジしてください。多くの友人や先生と出会い、将来の自分を思い描き、共に喜びや悲しみを分かち合いながら、皆さんが人間的に成長してくれることを願っています。そのために本校教職員は、全力で皆さんと向き合い、支えていきたいと思います。

そして、専攻科の新入生35名の皆さん。本科を卒業した皆さんが、進学先として専攻科を選んでくれたことを嬉しく思います。専攻科では、高度な研究活動に取り組み、学位の取得を目指すことになります。国際会議や学会発表などを経験し、論文作成能力やプレゼンテーション力も磨いてください。担当教員と共に本校の研究活動を支え、本科の学生の目標となってくれることを期待しています。

最後になりますが、新型コロナウイルスの感染は今なお続いています。日常生活において感染予防をしっかりと行い、もし、感染した可能性があることが分かった場合には、周囲の人に感染させない行動をすぐにとることが大切です。本校が通常の対面授業を継続し、学校行事を予定どおり行っていくためには、皆さんひとり一人の協力が必要です。学校での感染防止のルールを守り、自覚を持って行動するよう心がけてください。

新入生の皆さんの宇部高専での学校生活が、心身ともに充実した実りあるものになることを願い、お祝いと歓迎の挨拶といたします。

令和4年4月2日
宇部工業高等専門学校 校長 山川 昌男

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