2025.11.17
令和7年10月11日(土)、12日(日)の日程で、島根県立産業交流会館くにびきメッセにおいて、第36回全国高等専門学校プログラミングコンテストが開催され、宇部高専から課題部門、自由部門、競技部門の3部門すべてに出場することができ、さらに自由部門では、株式会社トヨタシステムズ企業賞を受賞することができました。
全国高等専門学校プログラミングコンテスト(通称:高専プロコン)は、毎年10月に本選が実施され、全国の高専から学生が参加してアイデアやプログラミング技術を競っています。6月に書類審査の形で予選が開催され、予選を通過した作品、課題部門:21作品、自由部門:21作品、競技部門:54作品が本選に参加しました。宇部高専からは3部門に1チームずつ、計3チームがエントリーし、宇部高専では初めて3部門すべてで同時に本選に出場することができました。

制御情報工学科4年生
自由部門では、制御情報工学科4年生5人(荒川達紀さん、安東建滋さん、松本大翔さん、八鍬青羽さん、山根誠さん)のチーム、作品名:Harmony Analyzer ~ハーモニーを科学するAI~が本選に出場しました。吹奏楽部に所属している松本さんの経験を生かして、録音された楽器の演奏音をAIを用いて評価し、その結果を視覚的に分かりやすく示すアプリケーションを作成しました。本選では作品のプレゼンテーションやデモンストレーションの審査が行われ、参加した5人は審査員や会場を訪れた方にアプリを体験していただき、アプリの良さをアピールしました。
![]() プレゼンテーション審査の様子 | ![]() デモンストレーション審査の様子 |
作品作りは主に夏季休業の期間を使って行いました。実際に吹奏楽部員にアプリを使ってもらい、部員から出た意見や要望をもとにアプリを改良した点や、楽器の演奏という評価が難しい部分を視覚的に分かりやすく示したところが評価され、株式会社トヨタシステムズの企業賞を受賞することができました。

高専プロコン表彰式後の記念写真
10月29日(水)には、株式会社トヨタシステムズの担当の方が来校され、自由部門に参加した制御情報工学科の学生5名とともに校長室で受賞の報告を行いました。

受賞報告の記念写真
受賞報告では、受賞の喜びを伝えるとともにアプリ製作で苦労したことなどを話しました。また、その場で企業担当者の方から、副賞のMeta Quest3(VRヘッドセット)とHappy Hacking Keyboard(高性能コンパクトキーボード)が5人全員に贈呈されました。
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