独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

EnglishVietnamese
目的別

<地域課題解決型 地域教育>ときわ動物園で“アニマルはんこ作り”のワークショップを開催しました

NEWS

2025.12.10

令和7年11月2日(日)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、ときわ動物園の体験学習館モンスタにおいて、子どもたちが楽しく学びながらモノづくりを体験できることを目的とした「アニマルはんこを作ろう!」のワークショップを開催しました。

ワークショップ開催中の様子

ワークショップは10時から16時まで1時間ごとに開催し、約90名の方にご参加いただきました。参加者は、ときわ動物園の動物をモチーフにしたイラストに沿って、竹串を使って消しゴムに彫り込む体験を行いました。

完成したハンコは、画用紙に試し押しをして出来栄えを確認し、ときわ動物園からご提供いただいたアルパカの毛を装飾し、記念にお持ち帰りいただきました。

アニマルはんこを製作している様子

今回の取組みは、子どもたちがモノづくりを体験しながら学びの楽しさを感じるよい機会となりました。動物や足跡のはんこ作りを通して、集中して取り組む時間が生まれ、親子で作品を見せ合う交流の場もでき、子どもたちにとって貴重な創作体験のひとときとなりました。

完成したアニマルはんこ

なお、本ワークショップは宇部市SDGs「私たちの未来共創補助金」事業の一環として開催しました。

参加した学生のコメント

村尾 啓輔さん(電気工学科2年)

 消しゴムはんこのワークショップでは、初めての体験という子も多く、最初は少し緊張した様子も見られましたが、彫り進めるうちに「できた!」と笑顔を見せてくれる瞬間がとても嬉しかったです。子どもたちが楽しそうに取り組む姿が印象的でした。完成したはんこを誇らしげに見せてくれる姿を見て、この活動をして本当によかったと感じました。
 準備や説明の仕方など、実際に運営する立場になって初めて気づくことも多く、今後に活かせる良い学びになりました。

表田 成輝さん(物質工学科2年)

 当日受付での開催となりましたが、沢山の来園者の方に参加していただけました。
 動物をモチーフにしたはんこという愛らしさもあり、保護者の方も含め満足いただけたものとなったかと思います。私たちとしては、客寄せの工夫や、いかに手順を相手に分かりやすく説明するかなどを試行錯誤することで良い経験になりました。製作後に、保護者の方や子どもたちに「ありがとう」と感謝を伝えていただいた時には胸がいっぱいになりました。

濱崎 遼平さん(電気工学科2年)

 今回の消しゴムハンコを作るワークショップは、ときわ動物園の皆様と何度も打ち合せをして開催をしました。当日受付は心配でしたが、沢山の方にご参加いただき、楽しいひと時を過ごすことができました。子どもたちが自分の手で作り出す楽しさを感じている様子が印象的でした。また、子どもだけでなくその親御さんも消しゴムハンコづくりに熱心になっていただき、親子で楽しめる活動になったと思います。この活動はやりがいがありました。

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


このページを印刷する

ページ上部へ