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<地域課題解決型 地域教育>平生町総合文化祭で“地域資源のオリーブを使ったハガキ作り”を開催しました

NEWS

2025.12.11

令和7年11月2日(日)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、平生町で開催された「総合文化祭」において、地域資源のオリーブを使ったハガキ作りを実施しました。

SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」「12.つくる責任 つかう責任」をテーマに、地域で育てられたオリーブの葉を活用した企画です。参加者が化学や自然に親しめるよう、オリーブの葉の色素を使って色水を作り、実験や創作を行うなど、さまざまな工夫を取り入れました。

ワークショップの様子

親子連れ25名にご参加いただき、それぞれが世界に一つだけのハガキを完成させました。実際に手を動かしながら試行錯誤する中で、自然素材の不思議さや化学の面白さを体験していただけました。地域資源であるオリーブを使った「学ぶ場」を提供することで、子どもたちが環境への意識や化学への興味を広げるきっかけとなりました。

できあがったハガキ

参加した学生のコメント

木村 百花さん(物質工学科2年)

 地元の特産品であるオリーブをもっと身近に感じてもらいたいと思い、オリーブの葉を使ったハガキ作り体験を企画しました。安全に楽しんでもらえるよう工夫しながら準備を進めました。当日は子どもたちが楽しそうに取り組み、完成した作品を嬉しそうに持ち帰る姿が印象的でした。この活動を通して、地元の魅力を伝えるとともに、地域の方々とのつながりを深めることができたと思い、今回このようなワークショップを企画して良かったと思いました。

小松 絵茉さん(物質工学科2年)

 今回のワークショップでは幼児の五感を育てることを目的として、平生町のオリーブの葉を枝から取るところから自由にハガキ作りをしてもらいました。私が思っていた以上に楽しそうにハガキ作りをしてくれて自由な発想で作品を仕上げており、五感を使って楽しむ姿が印象的でした。自然の手ざわりなどを感じながら夢中でハガキを作る姿を見て、今回このワークショップを開いて良かったと思いました。また、五感を育てる活動の楽しさや大切さを改めて感じました。

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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