独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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目的別

岩田在博さん

IWATA Arihiro

岩田 在博さん


地方独立行政法人
山口県産業技術センター
企業支援部
環境技術グループリーダー
平成8年3月 物質工学科 卒業

地元山口県の産業技術を支える

現在の仕事

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山口県産業技術センター

私は現在、山口県産業技術センターに研究職員として勤めています。産業技術センターは、各都道府県にある工業系の公設試験研究機関です。職場には高専出身の職員が10名弱在籍しており、そのうち宇部高専物質工学科と前身の工業化学科の出身者は4名おります。
私は、県内企業と連携して天然物である油脂や精油などを精製し商品化につなげる研究開発を行っています。大型鯨類の商業捕鯨が令和元年に再開され、沖合域の母船式捕鯨の拠点が山口県下関市にあります。捕鯨に対する理解を深めて頂くために、鯨肉以外の未利用部位の有効利用を検討するのが現在の主な研究テーマです。

今の仕事に就いた経緯

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山口県産業技術センターの研究室での
学生への指導

大学院を卒業し、民間企業に入社して関東地方で勤務していたのですが、地元の山口県に貢献したいという想いから山口県職員採用試験を受験し山口県産業技術センターに配属され研究職として勤務することとなりました。
平成30年4月から2年間、県庁に派遣され行政職として勤務した経験もあります。県庁では、県の研究開発補助金の交付決定や進捗状況の確認、成果のまとめ等の事務を行いました。研究職としては補助金に応募して審査される立場ですが、県庁ではその審査の過程を側で体験することができ、貴重な経験となりました。

宇部高専への進学を決めた理由

高校教員(理科)だった父の影響もあり、中学生時代から理科系の科目に興味がありました。高専の教育システムと大学への編入学制度が魅力的でした。実家からは北九州高専の方が近かったのですが、それぞれの体験入学に参加してみて、その印象から宇部高専を選びました。

卒業研究

4年生の後期から研究室に配属されました。化学の中でも興味があった有機化学系の研究室を選びました。当時の研究室のテーマは、県内企業との共同研究で固体塩素化試薬に関するものでした。はじめのうちは、なかなか思ったような結果が出ずに苦労しましたが、5年生の秋頃にようやく傾向が見えてきたという風に記憶しています。

写真部での5年間

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工場見学旅行中に撮影した黒部渓谷の紅葉

高専時代は写真部に在籍しました。先生方や先輩方に構図などの写真の基礎を教わりました。卒業後も機会があれば、写真を撮り続けることを心掛けています。

未来の後輩に向けてのメッセージなど

高専や大学では、いろいろな科目の授業や実験があり、何の役に立つのか、その時はわからないものもありますが、何事も経験しておくということが大切なのではないかと思います。
研究者や技術者は、どの専門分野でも自分で考え、実際に行動してみて、そこでなにが起こったのかを冷静に判断することが重要だと思っています。宇部高専の5年間でその力をつけていってほしいと思います。

現在までの経歴

1991年 下関市立 文洋中学校 卒業
1991年 宇部工業高等専門学校 物質工学科 入学
1996年 広島大学 工学部 第三類 三年次に編入学
1998年 広島大学大学院 工学研究科工業化学専攻 博士課程前期 入学
2000年 広島大学大学院 工学研究科工業化学専攻 博士課程前期 修了
2002年 広島大学大学院 工学研究科工業化学専攻 博士課程 修了
2002年 株式会社トクヤマ 入社(つくば研究所に勤務)
2005年 山口県入庁、産業技術センターに配属
2018年 山口県 商工労働部 新産業振興課に派遣(2年間)
2021年 (現在)(地独)山口県産業技術センター 環境技術グループリーダー

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