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2015.12.21
12月16日（水）、テクノセンター3Fセミナー室にて、宇部高専テクノカフェ第11回セミナーを開催し、学生、教職員、企業の方あわせて27名が参加しました。
テクノカフェセミナーの様子
今回は、日本銀行下関支店の田嶋治久氏を講師としてお招きし、「日本銀行の業務と山口県経済の現状」というテーマで講演していただきました。
講演する日本銀行下関支店 田嶋治久氏
講演では、日本銀行はもともと、お金の価値を安定させることを目的として、当時の市中銀行が発行していたお札を回収消却するために開設されたことや、下関支店が全国で2番目に開設された支店であることなど、大変興味深い内容をお話しいただきました。その他、お札の偽造防止技術やアベノミクスの金融政策について、専門外の方にも分かるよう、丁寧に説明していただきました。
また、山口県の経済状況について、山口県の人口減少が中国地方の他県より急であること、人口減が需要不足だけでなく供給不足をもたらす原因になっていること、20代の県外転出が問題になっていることなどをデータに基づいて現状を説明されました。
その他、県内の地域創生の取組例や酒造会社の復活についても紹介され、山口県では観光コンテンツが豊富であることをどう活用していくかが重要であり、それが活性化に繋がるのでは、との説明がありました。