2016.02.24
2月23日(火)、宇部高専とナンヤンポリテクニック(シンガポール共和国)は、宇部高専マルチメディア学習室にて協定調印式を行い、教員間の交流や学生交流プログラムの実施、共同研究の推進を目的とした学術交流協定を締結しました。
調印式では、協定締結を前に、宇部高専の三谷知世校長とナンヤンポリテクニックのEdward Ho副学長より、今後の協力関係についての抱負や協定締結の御礼が述べられました。
挨拶をする三谷校長
挨拶をするEdward Ho副学長
その後、協定書への調印が行われ、学術交流協定が締結されました。
協定書へ調印を行いました
調印後、協定書を披露するEdward Ho副学長と三谷校長
また、相互の学術交流が活発に行われることを祈念して、記念品の交換が行われました。Edward Ho副学長からは盾が、三谷校長からは山口県の伝統的工芸品である大内人形が贈られました。
Edward Ho副学長から盾が贈られました
三谷校長から大内人形が贈られました
協定締結を記念して
調印式の後は、研究室を訪れ、教員や学生がどのような研究を行っているのか見学されました。
学生が研究内容を英語で説明しました
本協定の締結により、今後は両機関の交流がますます活発に行われていく予定です。
協定書の内容
- 学生の交流
- 教職員の交流
- 学術資料、出版物及び情報の交換
- 共同講義、研究、シンポジウム及びプロジェクトにおける協力
学術交流の経緯、締結理由及び今後の交流計画
2014年、国立高等専門学校機構とナンヤンポリテクニックの主催により、第8回国際工学教育研究集会がシンガポール共和国において開催されました。その場での交流をきっかけに、ナンヤンポリテクニックと宇部高専は教員間の交流を開始し、2015年には宇部高専から4名の教員をナンヤンポリテクニックに在外研究員として派遣しました。この4名の教員を中心に共同研究の推進と学生派遣プログラムの開発を進め、今後も両機関で相互に協力し、長期的に強い協力関係を築くために学術交流協定を締結することとなりました。
今後は、教員及び学生の交流など更なる人的交流及び学術交流を推進するとともに、両機関での共同研究を活発化する予定です。
ナンヤンポリテクニックの概要(平成28年2月現在)
・名称 Nanyang Polytechnic
・代表者 Ms. JEANNE LIEW Principal & CEO
・開校年月日 1992年4月1日
・学生数 約15,000人
・学科構成 工学、情報科学、デザイン、ビジネススマネジメント、健康科学、化学・生命科学、インタラクティブ・デジタルメディア