2016.03.01
2月24日(水)、図書館棟2階マルチメディア学習室及び視聴覚教室にて『宇部高専テクノフェア2016』を開催し、学生や教職員、企業関係者など学内外から96名が参加しました。
開会の挨拶をする三谷校長
テクノフェアは、宇部高専の教員や専攻科生が行っている研究活動を地域企業の方へ紹介する場として毎年実施しているイベントで、今年度で8回目となります。
はじめに、宇部商工会議所会頭の安部研一氏による「地方創生と商工会議所」と題した記念講演を行いました。
講演する安部会頭
講演前半部では、国の地方創生戦略を受けて、“人口が減少していく宇部市を地域活性化させるためにどのような政策が必要か”という視点で、5つの基本目標の提示と今後の展開についてお話しいただきました。後半部では、商工会議所が地域経済発展のために実際行っている仕事についてお話しされ、聴講者は熱心に耳を傾けていました。
次に、企業と行った共同研究について、2件の成果事例報告が行われました。機械工学科の徳永仁夫准教授は「デジタルファブリケーションを活用した技術提供とデザイン教育」と題して、宇部鉄工業協同組合と行った研究について発表しました。
德永仁夫准教授による事例報告
機械工学科の藤田和孝教授は「光合成運動微生物を用いたバイオ・メカニカル複合モータの開発を目指して」と題して、東工大資源化学研究所附属資源循環研究施設と本校物質工学科と行った研究について、発表しました。
藤田和孝教授による事例報告
その後、マルチメディア学習室と視聴覚教室の2会場にて、専攻科2年生による特別研究の概要を3分間で説明するミニオーラルセッションを行いました。
発表する専攻科生
ミニオーラルセッションの後にはポスター発表が行われ、専攻科2年生31名が企業の方や教員などに対し日頃の研究成果を報告しました。
専攻科生によるポスターセッション発表
ポスター発表参加者は、どの発表が良かったかを投票し、最優秀プレゼンテーション賞(1名)に生産システム工学専攻 松尾航平さん、優秀プレゼンテーション賞(3名)に生産システム工学専攻 縄田悦久さん、物質工学専攻 坂本遼さん、経営情報工学専攻 梶山隆平さんが選ばれました。受賞者4名は表彰され、宇部高専T&Bから副賞が授与されました。
その他、T&B企業でインターンシップを経験した学生8組(本科4年生・専攻科1年生)によるインターンシップ報告や、専攻科1年生の授業「エンジニアリングデザイン」で優秀賞を得た2組のグループ発表もあり、盛会のうちに幕を閉じました。