2026.07.07
令和8年6月25日(木)、広島大学(東広島市)大学院で研修中のJICA研修員、シュアイブさん(パキスタン出身)とヘンドラさん(インドネシア出身)が本校に来校し、グローバルエンジニア講演会を開催しました。
シュアイブさん(Mr. Hafiz Muhammad Shoaib)は母国パキスタンでは、パンジャビ州土木事業部の副部長として、公共施設や道路の管理、メンテナンスに携わっており、現在は広島大学大学院で土木工学を研究しています。ヘンドラさん(Melanton Hendra Siregar)は、同じく広島大学大学院で交通工学の研究を行っており、母国のインドネシアでは中央政府投資省でインフラ計画に携わる公務員です。
ヘンドラさん(Melanton Hendra Siregar) |
シュアイブさん(Mr. Hafiz Muhammad Shoaib) |
お二人には、母国の紹介、来日の目的、大学院での研究内容、帰国後の抱負を英語でお話しいただきました。講演後は2グループに分かれ、より詳しく国の文化のこと、JICA研修員として行っていること、現在のプロジェクト内容などを学生から質問し、答えていただきました。
参加した13名の学生は、英語が得意な学生だけではなく、英語は苦手だけど参加してみようと挑戦意欲のある学生もおり、活発な会となりました。講演会終了後、お二人からは、これまでの行った講演会のなかで、最も活発に話ができたと感想が述べられました。
グループに分かれてディスカッション |
講演会の様子 |
なお、今回の講演会は、宇部高専インターアクトクラブ(IAC)のメンバーが企画・運営を行いました。募集は全学的に行い、講演会にはIAC以外の学生からも参加がありました。今後もエンジニアリングを学ぶJICA研修員を講師に招いて、活発なディスカッションを行っていきたいと思います。

終了後の記念写真
学生のコメント
﨑本 望春さん(物質工学科1年、宇部高専インターアクター)
今回、初めてグローバルエンジニア講演会に参加しました。私は、あまり英語が得意とは言えませんが、英語を聞くことが好きです。そのため、この講演会を通して、インドネシアとパキスタンの美味しい料理や自然、観光名所などを英語で知ることができてとても楽しかったです。
また、日本に来られてエンジニアとして橋などを整備されていて、ご家族と楽しそうに過ごされていることや、母国の公務員から、日本の大学に通われて、勉強をされていることなどを聞くことができました。講師のシュアイブさんとヘンドラさんは、日本の自然や食べ物、いろんな人との関りなどが楽しいとお話しされていてとても嬉しくなりました。
グループに分かれての英語でのディスカッションでは、私はインドネシアのヘンドラさんのグループに参加しました。その際、とても緊張しました。しかし、先輩方が流暢に英語を話されている姿に圧倒されながらも、自分の意見を英語で話すと、皆さんが温かく反応してくださったので、安心して話すことができました。
この講演会を通して、英語をもっと学びたいと思いました。また、母国から日本などの外国に来て、エンジニアとして活躍している方々のお話をもっと聞いてみたいと思いました。
山岡 宗真さん(物質工学科3年、宇部高専インターアクター)
HafizさんとHendraさんの講演を聞き、宗教や国を超えて働くための姿勢など新たな学びを得た。
Hafizさんからはムスリムについての話を聞いた。宗教についてあまり馴染みのない私にとって特に印象に残っているのは、同じムスリムの人でも生活している場所によって食事や言語、生活習慣は異なるというものだった。私は宗教には厳密なルールがあり、それを信仰している人は必然的に同じような生活習慣を送っているものだと思っていた。しかし実際は同じムスリムの人でも様々な特徴をもった人がおり、みんな同じではないというものだった。Hafizさんの話で私は新たな宗教に関する知識と価値観を学ぶことができた。
Hendraさんの話では、彼の働く姿勢に感銘を受けた。Hendraさんは元々YAMAHAで働いていた。しかしインドネシアの交通渋滞は酷く、このままでは良くないとHendraさんは思い公務員に転職したという。私はこの行動力こそが世界で活躍するエンジニアにおいて大切なことだと思った。交通渋滞が酷いからといってイライラするのではなく、このままでは良くないと国の問題点を見つけ、それを改善するために自分が好きだった会社を辞め、転職することは簡単なことではない。しかしそこで一歩踏み出そうと行動したことが彼が国を超えて仕事や研究が出来ている理由だと思った。
私は将来、世界の人と共に働くことが夢である。今回の講演会では、世界には自分の知らない背景や生活習慣を持つ人がいるという認識を再度確認することができ、国を超えて仕事をするためには問題を自分で見つけ出し、行動することが大切だと二人の話を聞いて学んだ。今回学んだことを今後の自分の行動に活かしていきたい。
今回の講演会で私は司会とファシリテーターを行った。英語での司会は今までやって来なかったので、司会で使うような英語の表現や言い回しを新たに学ぶことができた。また、ファシリテーターゲストの方の話を深堀する質問をすることを心掛けた。一方、私ばかりが質問しすぎて他の参加者が喋る機会が少なかったことが反省点である。次回からは他の参加者が質問しやすい空間を作ることを意識したい。
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