創造力をそなえた技術者をめざすために
(A)好奇心と探求心を常にもち、新しい「もの」の創造・開発に向けて粘り強く努力を継続できる持続力を身につけること。(好奇心と持続力)
- 自然科学に関する基本的な知識を持ち、自然現象を理解できること。
- 課題に対して計画を立て、これを実行できること。さらに得られた結果を解析・考察し、説明できること。
- 実社会の仕組みを理解し、実務問題に興味を持ち、それに対応できること。
- 自主的に新しい情報や知識を獲得し、新しい課題を達成するために継続的に学習できること。
(B)情報技術をあらゆる場面に応用できる能力を身につけること。(情報技術)
- コンピュータリテラシーを身につけ、情報収集、データ解析やプレゼンテーションなどに応用できること。
- 情報技術をものづくりに応用できること。
(C)幅広い知識や技術を集約して、新しい「もの」を立案できる能力を身につけること。(立案能力)
- 設計・システム、材料・バイオ、社会技術関連の基礎工学を修得し、設計の基本的概念を理解し、説明できること。
- 機械工学、電気工学、制御情報工学に留まらず幅広い分野に関する新しい知識や技術の概要を理解できること。
- 機械工学、電気工学、制御情報工学のいずれかの専門分野の知識・技術を柱としつつ、他分野の知識を取り入れ、新しい「もの」をデザインできること。
- 特許に関する基礎知識を持ち、既存の特許の調査ができること。
「もの」づくりを得意とする技術者をめざすために
(D)社会の要求に応じて「もの」を実現できる能力を身につけること。(実現能力)
- 「もの」づくりに必要な、機械工学、電気工学、制御情報工学のいずれかの分野における専門的知識と技術を理解し、説明できること。
- 工学の基礎的な知識・技術を総合して、社会の要求する新しい課題に取り組み、これを解決できること。
- 課題の達成に向けて自ら計画・実行し、定められた期間内に成果をまとめることができること。
(E)現象を論理的に理解し、解析できる能力を身につけること。(解析能力)
- 微分方程式、線形代数などの数学、および力学関連の基礎工学を用いて、自然現象の論理的な解析ができること。
- 機械工学、電気工学、制御情報工学のいずれかの分野における専門的知識と技術を理解し、これを工学現象の解析に応用できること。
- 機械工学、電気工学、制御情報工学の各分野の基礎的な知識・実験技術を身につけ、それぞれの分野における工学現象を理解し、説明できること。
- 機械工学、電気工学、制御情報工学における他分野の人を指導しつつ、協力して実験を遂行できること。
人間性豊かな技術者をめざすために
(F)社会的責任をもち、技術が人類や環境に与える影響を考慮できること。(環境と技術者倫理)
- 技術者としての社会的責任を理解し、人道的立場から適切な判断ができること。
- 技術が自然環境や人間社会へ及ぼす影響を理解し、説明できること。
- 様々な文化や歴史に触れることを通じて価値観や福祉に関する多様な考え方を理解し、幅広い歴史的・地球的見地から自分なりの幸福観、人生観を身につけ、これを説明できること。
- 自分や自国の視点のみからではなく、他者や他国の立場を視野に入れた幅広い 見地の下で物事を考慮できること。
(G)的確な表現力とコミュニケーション力を身につけること。(コミュニケーション能力)
- 日本語による表現力、コミュニケーション力を身につけ、研究内容を論理的にまとめ、わかりやすい図表を作成し、口頭発表ができること。
- 国際語としての英語の基礎的な読み、書き、会話ができること。