2006.09.30
独立行政法人国立高等専門学校機構理事長奨励賞受賞
2006.04.11
このたび、一般科の福屋利信教授が、平成17年度国立高等専門学校教員顕彰の審査において教育業績等が顕著な教員として認められ、平成18年3月23日付けで機構理事長から奨励賞(顕彰題目「自主的学習意欲を向上させる授業展開と地域貢献」)を授与され、校長から賞状が伝達された。
「ものづくり工房」看板上掲式を挙行
2006.05.25
宇部高専は、「ものづくり工房」の看板上掲式を挙行した。
旧ボイラー室を全面的に改修し、学生による“ものづくり”を支援するために新たに設けた施設(総床面積132㎡)で、「ものづくり工房」と命名された。
当面はロボコン出場を目指す学内選考を通過した二チームがロボット製作に使用する。
式には教職員、学生が出席し、看板上掲に続き幡中校長から「本校の原点である『ものづくり』教育を強化する施設ができたことを共に喜びたい。有効に活用されることを願う。」と挨拶があり、終了後施設内見学が行われた。
運営顧問会議を開催
2006.06.01
宇部高専は、外部有識者を招き、運営顧問会議を去る6月1日に開催した。
当日は、鬼村山口県教育庁教育次長、品川宇部高専同窓会会長、白上山口県産業技術センター所長、末永宇部高専T&B会長、平尾協和発酵工業㈱宇部工場長、三浦山口大学工学部長、宮本宇部商工会議所会頭の七名の委員が出席。
会議では三浦山口大学工学部長が議長に選出された後、幡中校長から同校の中期目標・中期計画達成状況、村上副校長から前回会議の指摘事項に対する対応状況及び藤田JABEE委員会委員長からJABEE審査結果に対する対応状況について説明があった。 各委員からは、説明に対してそれぞれの立場に立った意見・助言が活発に寄せられ、校長から、今後の同校の改善に有効に生かしたいとの謝辞が述べられ閉会した。
議長に選出され挨拶する 三浦山口大学工学部長 |
挨拶する幡中校長 |
宇部高専テック アンド ビジネスコラボレイト(T&B)平成18年度総会を開催
2006.06.06
宇部高専T&Bの平成18年度総会を6月6日、国際ホテル宇部で開催した。 宇部高専T&Bは、宇部高専と地域の産業界が連携して、技術や実務等に関する 交流を深めることにより、地域の発展に寄与するとともに宇部高専の教育・研究の さらなる振興を支援することを目的に設置されたものである。 今年度の総会には、企業等から総勢約70名が出席 した。
総会では、平成18年度事業計画・予算案等を審議し、その後、昨年度産学連携に貢献した学生の表彰を行った。また、学生表彰の後は例年講演が行われていたが、これを取りやめ、企業から3名、宇部高専教員3名の発表による「メカトロ技術フォーラム」~企業と高専の連携をさぐる~を実施し、活発な意見交換が行われた。 さらに総会終了後に交流会の場が設けられ、参加企業と高専教職員が終始和やか な雰囲気の中で活発な情報交換を行い盛会のうちに閉会した。
また、今年は交流会場に企業から3枚、高専教員から13枚の研究テーマ等のパネルの提供があり、大変好評であった。
ビートルズを題材にした英語の授業をNHKが取材
2006.06.29
平成18年6月29日、本校一般科福屋利信教授が行ったビートルズを題材とした「英語演習」の授業をNHKテレビが取材した。
この取材は、ビートルズ来日40周年を記念し、NHKテレビが企画した特別番組制作の一貫として行われたもので、積極的にビートルズを取り上げ授業や公開講座を行う福屋教授の成果がNHKに認められたもの。
授業は、ビートルズ来日当時の様子を伝える英文を学生に音読させた後、和訳してもらうという形態で行われ、理解を深めるため福屋教授が当時の様子を語り、映像も交えた興味深いもので、教職員も聴講するなど大変好評であった。
なお、授業の様子は、当日6時10分からの「ゆうゆうワイド」、「山口845」(ともにNHKニュース)で放映された。現在、全国ネットでの放映(特集形式に編集しなおしたもの)を検討中とのことである。
ものづくり教室を実施
2006.08.01
本校では、平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択された取組である「地域と連携した『ものづくり』教育」の一環として、去る7月31日(月)、8月1日(火)の2日間にわたり「ものづくり」教室を実施した。
このたびの教室は夏休み期間を利用し、宇部市内の小・中学校の多大な協力のもとに実施されたもので、両日は小学生90余名、中学生40余名の参加があった。
小学生は「オリジナルTシャツづくり」や「よごれた水をきれいにしよう」など5つのテーマに、中学生は「電気工作」や「ライントレーサーロボット」など6つのテーマに分かれ、実験・工作に励んだ。
この教室は、宇部高専の学生が小・中学生に対して指導するという形で行われ、十分な準備を重ね、自信をもった学生が懇切丁寧に指導している様は、あたかも兄姉が弟妹に優しく教える姿を思わせるものであった。小・中学生にとっては、夏休みの想い出の1ページとなり、本校学生にとっては、教えることの大変さを知るという得がたい体験となった。
開会式-スタッフ紹介- | 水、きれいになったかな? |
平成18年度ミニ体験入学
2006.08.03
宇部工業高等専門学校では、校内で開催する年2回の体験入学のほか、県内各地に出張してミニ体験入学を実施し、好評を得ている。
今年度は、8月3日(木)に山口市のニューメディアプラザ山口で、8月8日(火)下関市の海峡メッセ下関で、それぞれ開催された。
各学科ブースでは、学生により企画準備された趣向を凝らした様々な実験・実習とパネル展示が行われ、学生が説明、指導に当たった。また、特別企画として、華道部による生花や美術部・イラスト研究会による作品展示が行われ、一服の清涼感を与えていた。
ミニ体験入学も地域に定着化してきており、高専をめざす中学生だけでなく、通りがかりの人や新聞、テレビで見たという小学生、幼稚園の子供たちも両親に連れられて訪れ、スライム作りや電子回路の制作、自動走行ロボットの操縦などに熱中していた。入学に関しても個別の質問や相談を受けるなど、出張ミニ体験入学ならではの多彩な反応があり、宇部高専としても貴重な体験であった。
スライムをつくろう | ロボットの操作 |
平成18年度西日本地域高等専門学校技術職員特別研修会(物質系)を開催
2006.08.21
標記研修会を宇部高専が担当校として、8月21日から23日までの3日間の日程で豊橋技術科学大学情報メディア基盤センターを会場として実施した。
この研修会は、平成10年度から国専協が主催していたが、平成16年度から国立高等専門学校機構が主催となり、全国の高専を東西の2地域に分け、国立高等専門学校等の技術職員に対して、分野別に職務の遂行に必要な高度で専門的な知識を修得させるとともに、資質の向上を図ることを目的として実施されている。
今年度は物質系に携わる技術職員を対象として、西日本地域の18高専から22名の技術職員が参加した。
幡中宇部高専校長及び西永豊橋技術科学大学長の挨拶の後、同学長の特別講演をはじめ、豊橋技術科学大学の松田助教授、柴富助手による物質系分野に関する 講義・実習が行われた。また、三菱レイヨン株式会社豊橋事業所の施設見学を行い、炭素繊維事業部(ゴルフのシャフトの製作工程)を見学した。原料から製品化まで一環して行っており、大変良く理解できたと好評であった。
さらに、技術課題の発表及び討議では、受講生個々の発表に対してお互いに質疑応答や意見交換が活発に行われるとともに、宇部高専教員が助言者となり受講生にアドバイス等がなされ、今後の職務を行う上で大変有意義な研修会となった。
豊橋技術科学大学情報メディア基盤センター前で幡中校長、西永学長らと記念写真におさまる受講生 | 挨拶を行う幡中校長 |
中小企業人材育成講座始まる
2006.09.07
地元中小企業の基盤技術力の底上げを目指した人材育成講座「クラフツマンシップ・スタジオ」が、9月7日(木)からスタートした。本講座は経産省の「高専等を活用した人材育成事業」の採択を受けて実施するものである。
講座内容としては、あらかじめ行った従業員教育に係わる企業側ニーズの調査結果を踏まえ、①材料積算や見積もり等に必要な数学・物理の基礎力の向上を図る創造技術(18時間)、②図面の読み書きの基礎からCADを活用した設計技術(18時間)、③電気回路や制御回路の基礎力を養う電気・制御技術(30時間)、④切削加工理論や難削材の加工実習を行う切削技術(33時間)の4カテゴリーを用意。受講者はこれらすべての講座を受講することも、また自社に必要な技術を選択して受講することも可能。
受講希望予約数は各講座とも定員の2倍のほぼ40名程度24社であり、初回の創造技術講座には29名が受講した。以後12月9日までの間の木曜日(17:00~20:00)及び土曜日(10:30~17:00)に実施する。
なお、本事業の管理法人は、各種研修や経営相談等を取り扱うプロフェッショナル集団である「有限責任事業組合アクセル」で、宇部高専はこの組合と共同して次年度以降も本講座を継続していくための自立化に向けた模索も行う。
第1回目の創造技術講座「基礎数学」の様子 |
日本サッカー協会全国高専サッカー連盟から山岡教授に「謝恩賞」
2006.09.08
本校の前サッカー部顧問、山岡邦雄教授がこのほど、日本サッカー協会全国高専サッカー連盟から「謝恩賞」を受賞した。
このたびの受賞は、高専サッカー連盟の副委員長(平成12~16年度)、同顧問(平成17年度~現在)として、高専サッカーの発展に寄与、貢献したことが連盟に認められたもの。
山岡教授は、昭和45年から平成13年までの約30年間、宇部高専サッカー部顧問として学生を指導し、チームを中国地区高専大会で優勝22回、全国大会で優勝2回、準優勝4回、3位5回の成績に導いた。顧問を退いた後もサッカー部をサポートしている。また、昭和63年には全国高専サッカー選抜チームの監督として、韓国遠征の指揮を執るなど、本校及び全国高専のサッカーに多大な貢献をした。
受賞について山岡教授は「優秀な学生に恵まれたことや学校全体の協力のおかげ。地域のサッカー関係者にも大変お世話になった。」と感謝した。
謝恩賞を手にする山岡教授(左)と平成13年度に主将を務めた菊川技術職員(右)
「学生たちの悩みの聴き方」講演・研修会を開催
2006.09.21
いじめや学校の危機管理が社会問題となっている中、宇部工業高等専門学校では9月21日(木)教職員を対象に、スクールカウンセラー及び犯罪被害者支援カウンセラーとして活躍されている小嶋容子氏を講師として招き、「学生達の悩みの聴き方(いじめ等)」及び「学校コミュニティ危機の緊急対応」と題して講演・研修会を開催した。
教職員約90名が参加し、いじめの内的背景、対応、話の聴き方等細かな内容についての講演が行われた。続いて、学校の緊急支援体制についての講演が行われ、質疑応答に移ると、日頃抱えている問題について多くの質問が飛び交い、講演・研修会は無事終了した。
科学研究費補助金に係る講演会を開催
2006.09.26
宇部工業高等専門学校では、科学研究費補助金の申請件数の増大を目的として、去る9月26日(火)に山口大学大学院理工学研究科 教授 羽田野 袈裟義氏を招いて、講演会を開催した。
幡中校長からの挨拶の後、羽田野教授から、「科学研究費補助金申請・獲得に関するノウハウ」と題して、申請書作成のポイント等を中心に講演が行われた。
講演後は多数の質疑が出され、講師からは事例を織り交ぜて丁寧な応答があった。
引き続き、事務担当者から、科学研究費補助金の不正使用防止、平成19年度科学研究費補助金公募要領・研究計画調書の変更点・注意事項等について説明があった。
講演を行う羽田野教授 |