2016.06.01
5月27日(金)、宇部高専マルチメディア学習室において、テクノカフェ第12回セミナーを開催しました。今回は、平成26年度から経営情報学科の学生を対象に実施している西京銀行の協力講座『銀行論』をテクノカフェセミナーとして開催し、経営情報学科5年生30名、学外者3名、教職員5名が参加して、「地域密着型金融とアジア新興国への中小企業の進出」をテーマに講演がありました。
まず初めに、西京銀行地域連携部地域創生担当部長の仙田達夫氏から「地域密着型金融とは-地域金融機関が実践する仕掛けと取り組み-」と題して、西京銀行の地方創生の取り組みについて、スポーツ振興、観光ファンド、医療介護のサポート、6次産業サポート、創業塾など具体的なお話があり、学生は西京銀行の業務の幅広さに驚いていました。
講演する仙田達夫氏
次に、西京銀行地域連携部アジアビジネスサポート室長の山中文彦氏から「アジア新興国の現状と日本企業の進出-アジア市場参入に向けて-」と題して講演がありました。
講演する山中文彦氏
山中氏は東南アジアへの中小地元企業の進出を支援する仕事をされており、その経験を踏まえて海外進出を成功させるためのいくつかの条件や、海外ビジネスの厳しさや面白さなどについて紹介されました。その中で、一番大事なのが、海外での販路開拓と主張され、ただ単に日本企業が品質の良いものを生産したからといって海外で製品が売れる訳ではないことを示されました。
この販路開拓やそのためのマーケティング等は、経営情報学科で学ぶ内容のため、参加した学生からは多様な感想や質問があり、非常に好評でした。