2019.03.13
2月28(木)、台湾の文藻外語大学(台湾・高雄市)英語教育実習生の陳瑩綺さん(通称:リリー)と林婷瑜(通称:リディア)の2名は、宇部市立見初小学校と本校での教育実習の成果報告会を行いました。
成果発表をするリリー
成果発表をするリディア
成果報告会では見初小学校の八代真一先生も駆けつけて下さいました(一番右)
約5ヵ月の長期滞在中、見初小学校では毎週1日、英語授業をしました。「アルファベット」「動物」「果物」といったテーマごとに授業を進めること、ジェスチャーと単語、文章などをリンクさせて、体を動かしながら学ぶこと、ゲームにしたりして楽しみながら学ぶことなど、工夫をして英語を教えました。
英語に楽しみながら慣れ親しんでもらえるように授業をすすめました
日本の子ども達に教えることで苦労もありました。ゲームで勝敗が決まると悲しくなって泣きだしてしまう子ども達が続出し、勝敗が重要なのではなくやり遂げたことを誉めたり、チーム同士で励ましあうことを学んだりして欲しいことを伝えました。
小学校で過ごす一日は日本と台湾の違いが観察できました。日本の先生は、休み時間に生徒と一緒に遊んだりしますが、台湾では見られません。台湾では生徒は給食を平気で食べ残しますが、日本では給食の時、自分が食べられる量を盛りつけてもらい、出来るだけ残飯を出さないように皆で取り組んでいたことに感心しました。
宇部高専の苗助教と一緒に中学校で、文化紹介しました
宇部高専の学生は、日常的に英語で話す機会が少なく、話すことに自信がないことが分かりました。また、プレゼンテーションスキルや効果的なパワーポイントを作成する力ももっと改善できるように思いました。そこで、教師が中心となる授業ではなく、学生がコミュニケーションを通じて学ぶこと、学生同士で英語で会話をしながら一緒にワークすること、プレゼンテーション力の向上を目指して授業を進めました。
グループワークで英語を使う機会を増やして授業をすすめました
放課後には、他の留学生や日本人と一緒に、英語でゲームをしたり、料理をしたりと交流しました。 こうした授業や交流の回数を重ねていくうちに英語でコミュニケーションをする学生が増えているのを感じることが出来ました。
長期留学生と共に着付けと華道体験
生まれて初めての書道。台湾でも続けたくなりました
放課後の英語交流の時間に台湾のミルクティーを作りました
宇部高専での滞在の特徴は、日本人学生と一緒に寮生活をすることです。寮では、みんなでハロウィーンパーティをしたり、鍋パーティをしたりと楽しい時間がありました。特に、日本人学生やSAメンバーと山口花博や広島や熊本へ出かけたり、呉高専や徳山高専へ行き、他の学生とも交流したことも、貴重な体験になりました。
校長室での記念写真