2019.09.25
2019年9月5日(木)、台湾国立聯合大学(苗栗)にて、第3回日台国際カンファレンスが開催され、本校の教員、学生が参加し研究発表を行いました。
挨拶を行う聯合大学蔡東湖校長 |
開会式の様子 |
カンファレンスには170名以上が参加する規模の大きなものになりました。日本の高専からは第4ブロック(中四国)を中心に13高専の教員と学生合わせて79名が参加、台湾からは主催する国立聯合大学を中心に86名、ドイツやフランス、さらには本校と交流協定を結ぶ韓国永進専門大学からも教員と学生3名の参加がありました。
カンファレンス集合写真
カンファレンスは、13のセッションに分かれて研究発表を行いました。前2回のカンファレンスと同様に、機械系、電気・電子系、制御情報系、土木・建築系、化学・環境系、経営管理系のセッションに加えて、今回初めて言語・言語教育のセッションも設けられ、英語や中国語教育、地域に出向いての出前授業に関する実践報告も行われました。
カンファレンスの様子 |
セッションの司会を務める物質工学科・杉本憲司教授(右) |
ポスター発表会場の様子① |
ポスター発表会場の様子② |
カンファレンスには国立高等専門学校機構理事・国際交流センター長の東田賢二佐世保高専校長も出席し、カンファレンスの冒頭で基調講演を行いました。
基調講演を行う東田賢二高専機構理事
各セッションの報告では活発な質疑応答が行われ、終日にぎわいました。
セッション後の記念撮影① |
セッション後の記念撮影② |
バンケットにて蔡校長から研修修了書を受け取る宇部高専学生
第4回は2020年7月、阿南高専と香川高専主管で、香川県高松市で開催されます。
閉会式で第4回カンファレンス(高松)のアナウンスを行う阿南高専・小西智也先生
参加者のコメント
中岡 伊織准教授(経営情報学科)
多くの日本の高専生および教員が参加した日台カンファレンスですが盛会のうちに幕をとじました。私自身は2つのセッションでの司会および1件の発表を行い、セッションでの司会や質疑応答を通じ、台湾の先生方と研究を通じた交流ができました。
それ以上に良かった点としては、専攻科生がオーラルセッションでしっかりと一人前の研究者として英語で発表したことです。その成長した姿はおそらく日頃のカリキュラムや聯合大学での研修などで己を磨いた結果だと思います。彼らにおいては研究についてされた質問が今後の研究生活において参考になるのみでなく、動機づけとしてもいい場となったことと思います。また、ポスターセッションでは本科生および専攻科生が自身の研究や聯合大学での研修の成果などを英語で発表していましたが、こちらも良い経験となったと思います。
次年度は香川高松で行われますが(阿南高専主管、香川高専会場担当)、さらに活発な国際交流・高専間交流の場となりますことを祈念いたします。
ビジネス系セッションで口頭発表と司会を務める中岡准教授
高嶋 ひかるさん(物質工学専攻2年)
私は第3回日台国際カンファレンスのMaterials Science and Chemical Engineeringのセッションで、初めて英語で特別研究についてプレゼンテーションをしました。質疑応答もすべて英語で不安でしたが、どうにかやりきることができ、自信がつきました。
また、前日にはウェルカムパーティーがあり、台湾や韓国など様々な国の先生や学生と食事や会話を楽しみました。今回カンファレンスに参加して、英語力がまだまだ足らないことがわかりました。もっと英語が自由に使えるように勉強を続けていきたいです。
化学・環境系セッションで口頭発表を行う専攻科2年高嶋さん(左)