2020.10.13
2020年9月24日(木)、ベトナム商工省(MOIT)が主催して第2回円卓会議が開催されました。ベトナムへの高専教育(KOSEN Model Program)の導入支援事業と連動させた人材育成について、産官学の各組織の立場を踏まえて意見交換をいたしました。
司会進行をするベトナム商工省(MOIT)組織人事局 |
ハノイ会場の様子 |
新型コロナウイルス感染対策の為、日本とベトナムをオンラインで結び、総勢69名が参加しました。
ベトナム側の会場である日本貿易振興機構(JETRO)のハノイ事務所には、ベトナム商工省(MOIT)や労働傷病兵社会問題省(MOLISA)や技術短大などのほか、日本政府組織や日系企業が参集しました。(一部、オンライン参加) 日本からは、高専機構本部、協力支援校関係者が参加しました。高専機構本部 小林 幸徳理事からの挨拶の後、幹事校である宇部高専の山川 昌男校長と副校長 日髙 良和副校長から本会議の趣旨説明を行いました。
ベトナム政府は、教育機関と企業との連携による人材育成の推進する政策を掲げており、各学校の教育のカリキュラムの設計、教育活動に企業の関与を支援する優遇策などもあると説明がありました。
日系企業からは、求める人材像、その知識や技術レベルについて説明や、最近の人材確保や定着の難しさなどの指摘がありました。さらに、高専教育には、技術や知識のみならず、安全教育や、マネジメントスキルへの期待を示されていました。
JETROや国際協力機構(JICA)からは、ベトナム市場の動向、ベトナム人のキャリア形成についての情報の共有がありました。
ベトナム現地参加者 |
今回の円卓会議は、産官学の関係者が一堂に会する初めての試みで、参加者は企業連携とキャリア教育の重要性について再認識し、引き続き具体的な連携を検討していくことになりました。