独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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<地域課題解決型 地域教育>琴崎保育園で“消しゴムはんこ作り”のワークショップを開催しました

NEWS

2025.10.17

令和7年9月20日(土)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、宇部市の琴崎保育園で年長児を対象とした「消しゴムはんこ作り」のワークショップを開催しました。
企画した学生5名は、消しゴムはんこ作家の逆瀬川佑月さん(物質工学科2020年卒)を講師に招き、園児18名が竹串を使って消しゴムを削るはんこ作りにチャレンジしました。

逆瀬川OGの説明

デザインを考える園児

SDGsの目標「4.質の高い教育をみんなに」に着目し、就学前の子どもに多様な学びの経験をしてもらうため、思考力や工夫する力を育むポイントを設けました。
また、彫刻刀やカッターなどの刃物は使用せず、竹串で加工するなど、安全面にも配慮しました。

消しゴムはんこの仕上げをする学生

出来上がったスタンプの試し押し

なお、本ワークショップは宇部市SDGs「私たちの未来共創補助金」事業の一環として開催しました。

参加した学生のコメント

甲斐 翔太さん(機械工学科2年)

 このワークショップを開催して、消しゴムはんこは年齢関係なく楽しめるイベントだと思いました。園児たちは苦戦しながらも、消しゴムに竹串を一生懸命に刺して形を作っていました。消しゴムはんこを作るにあたって、カッターではなく竹串を用いていたので、手元がぶれても怪我をしにくく良いと思いました。これから小中学生向けにワークショップを開き、消しゴムはんこ作りを計画しているので、低学年には竹串を使うなど見習えるところは活かして次に繋げたいです。

久保田 敬伍さん(電気工学科2年)

 私は、保護者が同伴されていない園児のフォローを行いました。小さい子どもでも分かりやすいように、作業内容を説明したPOPを逆瀬川先生が準備されていたため、製作がスムーズに進みました。準備の大切さを学び、今後のワークショップの参考にします。
 園児たちは集中して黙々と作業を進めていたことに驚きました。ワークショップ終了時、園児たちの「もっとはんこで遊びたい」という声を聞いた時には、このワークショップを企画して良かったと心から思えました。

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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