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<地域課題解決型 地域教育>ライブリーあそかの園でレクリエーションを実施しました

NEWS

2025.10.29

令和7年9月30日(火)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、美祢市の障がい者支援施設「ライブリーあそかの園」において、施設利用者の方々の福祉施設の活性化を目的としたレクリエーションを実施しました。

チームの活動テーマをSDGsにおける「3.すべての人に健康と福祉を」とし、事前調査で以前見学した「ライブリーあそかの園」を改めて訪問し、職員や利用者の方々にお話を伺いました。
施設の方から、「日々の活動が少しマンネリ化してしまうことがある」「利用者の方々が体を動かして楽しめる活動がもっとあると嬉しい」といったご意見をいただき、利用者の皆さんに新鮮な体験を提供できるよう、風船を使ったレクリエーションを考案し、実施することにしました。

当日は、施設のご協力をいただき、約20名の施設の利用者と職員の方々が参加しました。風船を使って紙コップのピンを倒す遊びや、同じ色の的に風船を当てる遊びなど、カラフルな風船を使ったゲームを行いました。
参加者からは笑顔があふれ、会場は終始明るい雰囲気に包まれました。風船を使った活動を通して参加者との交流が深まり、楽しい時間を共有することができました。

今回の活動を通じて、学生たちは地域の方々との関わりの中で、コミュニケーションの大切さや相手の立場に寄り添う姿勢を学ぶことができました。

施設利用者にレクリエーションを説明

参加した学生のコメント

岡本 涼花さん(物質工学科4年)

 これまで数回にわたり見学をさせていただいた施設で、今回レクリエーションを実施する機会をいただき、大変光栄でした。見学では、職員の方々の支援方法や利用者の方々の日常生活について学ぶことができ、障がい福祉の現場を身近に感じることができました。
 今回のレクリエーションでは、以前見学で交流を深めた利用者の方々と再びお会いし、一緒に風船を使った遊びを楽しむことができました。皆さんが笑顔で参加してくださる様子を見て、活動を通して少しでも喜んでいただけたことを嬉しく感じました。これからも地域の方々と協力しながら、社会に貢献できるような活動を続けていきたいです。

末次 叶英さん(物質工学科4年)

 今回のレクリエーションを通して、障がいを持っている方が風船や音が鳴るものに対して高い関心を持たれていることがわかりました。特に風船を使った活動では、風船が宙を舞うのを目で追ったり、隣の人と優しく風船を打ち合ったりと、終始笑顔が溢れていました。この様子を見て、私がレクリエーションの準備段階で予想していた以上に、利用者さんが身近な素材から大きな喜びと活力を見つけてくださることに感動し、学びを得ました。

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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