独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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vol.4 トビタテ!留学JAPAN

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文部科学省が、官民協働で実施している海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」 外部リンク プログラムに、宇部高専から応募した4名が第1期生として採択されました。

「トビタテ!留学JAPAN」では、各自が何を学びたいかによって留学の計画を立てます。
Episode1~Episode3で紹介する3名は、それぞれ異なる計画に沿って留学し、最後の2週間を共に台湾で過ごしました。また、Episode4で紹介する1名は、フランスでバレエをするという夢を叶えるため、フランスへ留学しました。

ここに、4名の海外留学体験談を報告します。


ep_title1 物質工学科3年 大谷 舞香
平成27年8月9日~9月12日 オーストラリア(ゴールドコースト)
平成27年9月13日~9月27日 台湾 国立聯合大学

私は8月9日からの5週間、オーストラリアに留学して語学学校で英語を学びました。午前中はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの総合的な英語のスキルを曜日別で授業を受けました。午後は、オプションの授業になり、自分が何を学びたいかによってクラスを選びます。私は、最初の1週間は会話、その後の3週は発音、最後の1週間で再度会話のクラスを選択しました。教えてくれる先生が毎回違う先生で、全てレベル別に分けられたクラスだったため、とても受講しやすかったです。

また、世界各国から学生だけでなく会計士、弁護士、エンジニアなど、様々な職種の幅広い年代の人が留学にきていました。たくさんの人と話すことでとても良い刺激になりました。

休日には図書館で本を読んだり、サーフィンに連れて行ってもらったり、動物園に行ったりと、充実した日々を過ごしました。また、ホームステイ先では、いろんな郷土料理を出してもらえたので、オーストラリアの食文化にも触れることができました。

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ep_title2 物質工学科3年 藤原 夢
平成27年8月24日~9月12日 台湾 文藻外語大学
平成27年9月13日~9月27日 台湾 国立聯合大学

私は、まず、台湾の高雄にある文藻外語大学に行き、この大学に入学する人向けの「English Camp」に参加しました。6日間で6コマの授業を受け、グループに分かれて英語の歌をうたったり劇をしたりと、表現力が鍛えられる内容でした。人数は、22人×20グループほどあり、1グループの中には在校生が2人いて、リーダーとして引っ張ってくれました。授業は全て英語で行われ、伝えることや何事も全力で取り組むことの大切さを学びました。

その後の1週間は、午前中に英語の個人レッスンを受け、午後は自習でホームステイ先の女の子に高雄のいろいろな観光地に連れて行ってもらいました。午前中の英語の個人レッスンでは、文法、聞く、話す、書く、読み取るなど英語の総合的なスキルについて学びました。

そして、最後の1週間は、午前2時間、午後2時間ほど中国語の個人レッスンを受け、発音や単語など、中国語の基本について学びました。勉強するうちに、台湾で聞き取れる単語が多くなってきて、より生活が楽しくなりました。

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ep_title3 物質工学科3年 松野 みほ里
平成27年8月24日~9月11日 オーストラリア ニューカッスル大学
平成27年9月13日~9月27日 台湾 国立聯合大学

私は、8月24日から3週間、オーストラリアのニューカッスル大学に語学研修のため留学しました。約半分が日本人で、その他は他国の人が留学に来ていました。

1日のスケジュールは、授業→レクチャー→授業となっていて、授業では曜日によって違う先生がリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングについて教えてくれました。レクチャーでは、最初の日にオーストラリアの動物園に行って、その後はビデオで会話を聞いて英語に慣れるという内容でした。

2週目には、1週間かけてinternational festivalというのがあり、いろいろな国のご飯を食べることができました。また、クラス遠足に行き、ビーチや博物館、動物園に行って、クラスメイトと楽しい時間を過ごすことができました。

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それぞれ違う場所で留学を終えた3名は、台湾国立聯合大学で合流し、一緒に研修を行いました。3名は帰国後、校長へ留学の報告をしましたのでその様子をご紹介します。

台湾ではどんなことを体験しましたか?

大谷・藤原:台湾では研究を目的に留学したため、テーマに沿った研究をしました。私たちは食品を使った化粧品の研究をテーマに設定し、パパイヤのエキスを抽出してそれを取り入れた石けんやリップクリームなどを作りました。 ep1-3_1 ep1_3
松野:私は廃棄物処理について研究しました。2回実験をして、都市のゴミ焼却場にも連れて行ってもらいました。また、夜に週2回ほど台湾の学生が自己紹介や単語などの中国語を教えてくれました。最終日には3人そろって研究の成果報告会をし、英語で発表を行いました。 ep1-3_1 ep1_3

印象に残っている出来事は?

3人:土日や最終日に、台北観光に行ったことがとても楽しかったです。以前宇部高専に短期留学に来ていた台湾の学生に連れて行ってもらいました。また、台湾は結構外食が多い文化なので、夜市が賑わっていて毎日がお祭りみたいでした。夕食はみんなで夜市に行って屋台で食べて楽しかったです。 ep1-3_1 ep1_3

留学を目指している方へメッセージをお願いします。

3人:「トビタテ!留学JAPAN」では、全て自分で計画を立てて、それに基づいて留学をします。計画はしっかりと、そして、相手との連絡もしっかりととりましょう。そうすれば、とても楽しく、貴重な体験をすることができます。留学を目指している人は、是非一歩を踏み出してみてください!
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大谷さん

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藤原さん

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松野さん

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校長室にて


ep_title4 経営情報学科3年 栗田 日花瑠
平成27年9月7日から10月5日 フランス パリ・ラング

「トビタテ!留学JAPAN」に応募しようと思ったきっかけは何ですか?

まず高専に入学しようと思った理由の1つが留学でした。バレエが生まれた国フランス(パリ)でバレエをするのが幼い頃からの夢で、バレエ留学をしてみたいと思っていましたが、お金の問題があり挑戦できませんでした。そんなときに「トビタテ!留学JAPAN」の募集をたまたま教室の掲示で見て、締切の3日前くらいから急いで準備して応募しました。留学先は、通っているバレエスタジオの公演でゲストとして来られたダンサーの方がフランスに住んでいて、留学の話しをしたら紹介してもらえるとのことだったので、夢だったフランスに決めました。

留学先ではどのように過ごしていましたか?

バレエのレッスンが中心でしたが、平日の午前中にはバレエスタジオ近くにあるパリ・ラングという語学学校でフランス語の勉強もしました。1日のスケジュールは次のとおりです。

【平日】
9:00~12:00 語学学校でフランス語を学ぶ(自己紹介、文法、簡単な会話など)
14:00~15:30 バレエのレッスン(週6 月~土)
16:00~ パリ巡り(1人orパリの友人と)

【土曜日】
11:30~13:00 バレエ
13:30~ パリ巡り

【日曜日】
郊外観光やパリ散策

一番印象に残っている出来事を教えてください。

エッフェル塔の前で、トゥシューズをはいて写真を撮っていたら、観光客の人たちに「写真撮らせてください」と言われたり、「ブラボー!ギフト!ギフト!ノープロブレム!」と、黒人の売り子の人にエッフェル塔のキーホルダーをもらったことです。
自分の踊りを見て、人の心を動かすことができたという経験のおかげで、自信を得ることができましたし、自分の目指すバレエが見つかりました。誰か1人の心を動かすことのできるダンサーになるという目標を得ました。

今後、留学した経験をどう活かしていきたいですか?

フランスで得た自信や目標を活かして、私は将来、世界各地のバレエを学び、バレエをしながら世界一周したいです。なかなか大きすぎる夢ですが、目標は高くもつ!!ということも留学で学んだので、世界一周・・・頑張ります!!

留学を考えている学生たちにメッセージをお願いします。

「留学してみたい」と思った瞬間から、その人はもう違う自分になっています。その変化を確かなものにするためにはやはり、トビタツべきです!たった1ヶ月の留学で私の人生は大きく変わりました。留学とは、人生を変える出会いの連続です。今回の留学を経験したことで留学に興味を持っている人にアドバイスできることもあります。私たちを利用して、ぜひトビタってください!!

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