独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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「宇部高専グローバルマイスター」に28名を認定しました

NEWS

2019.03.25

3月6日(水)、28名の学生を「宇部高専グローバルマイスター」に認定しました。

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三谷校長から「エクセレントグローバルマイスター認定証」を受け取る山田さん

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宇部高専グローバルマイスター認定式後の集合写真
左2番目から高嶋ひかるさん(物質工学専攻1年)、山田裕貴さん(生産システム工学専攻1年)
杉村育美さん(経営情報工学専攻1年)、伊藤光さん(生産システム工学専攻1年)

「宇部高専グローバルマイスター」は、宇部高専が実施する海外研修プログラムや語学研修等に参加し、かつ本校の長期留学生や短期留学生との交流活動を企画・運営したり、積極的に活動に参加したりした学生で、語学力やグローバルマインド等が一定の水準を超えた場合に認定証を授与するもので、昨年度から始めた新しい制度です。

エクセレントグローバルマイスター認定証 20141219_2グローバルマイスターのバッジ

グローバルマイスターには、通常のグローバルマイスターと、エクセレントグローバルマイスターの2種類があり、グローバルマイスターに3年生から専攻科1年生までの23名、エクセレントグローバルマイスターには、専攻科生1名、本科生3名を認定しました。
3~5年生までの本科生は各ホームルームで担任の先生から、専攻科生は校長室で三谷知世校長より認定証が手渡されました。

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懇談会の様子①

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懇談会の様子②

グローバルマイスターに認定された学生には、今後も積極的に国際交流活動に参加し、学内のグローバル化に貢献してもらいたいと考えています。

認定された学生のコメント

山田裕貴さん(生産システム工学専攻1年、エクセレントグローバルマイスター)

私は昨年夏に、マレーシアのマラ工科大学で3か月間の海外インターンシップを行いました。最初の2か月間は、私の周りに知り合いの日本人は一人もいませんでした。空港から大学までの移動、大学での生活に至るまで、日本語を使う機会が全く無かったので、英会話力、精神力ともに鍛えられました。
研究は、「医療応用に向けたASTM 316Lステンレスの表面改質」をテーマに、薄膜をつけた316Lステンレス表面の内部構造の解析や摩擦係数を調べる実験をしました。大学の指導教授とラボメイトと日々の情報交換を通じて、研究に関する知識や技術を学ぶことができました。研究に関する英会話は知らない単語ばかりだったため、調べてばかりの毎日で大変でしたが、そのおかげで専門的な英語力はつきました。
帰国後は、SA(Student Ambassador。学生大使)活動でシンガポールと台湾の短期留学生との交流を積極的に行いました。SA活動を通じて、英会話力の向上を日々感じることができました。これからもエクセレントグローバルマイスターにふさわしい人間として、国際交流活動や研究面で活躍していきます。

三井遥香さん(物質工学科3年、グローバルマイスター)

私は昨年夏に「トビタテ留学JAPAN」を利用して、台湾国立聯合大学に約2ヶ月間留学しました。これまでクラブ活動しかしてこなかった私にとって、トビタテ留学JAPANは新しい挑戦でした。化学工程学科での接着剤の研究、学外のクラブチームでの卓球、そして中国語の勉強をメインの活動として、毎日新鮮な日々を過ごしました。
現地の人とコミュニケーションを取るときは、すべて英語でした。ただ、台湾の人たちは中国語を話しているので、私が会話に直接関わっていない時には台湾の人たちが何を話しているかわかりません。そのような環境に1人で滞在することで、今までに感じたことのないような「凄まじい孤独」を感じることが多々ありました。しかし、お世話になった研究室の学生や国際ボランティアの学生、研究室の教授、その他知り合った卓球チームの友達が、私を励まし、そして仲良くしてくれました。この時私は、国を超えた「人を思いやる気持ち」の素晴らしさを改めて知ることができました。
帰国後も、留学を通して学んだことを、学内外で開催される国際交流の場を利用して広める努力をしてきました。今回認定していただいた「宇部高専グローバルマイスター」の称号に相応しい人物として、将来国内外で活躍できる人間になりたいです。


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