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日本事情教材製作グループの第1回合同中間発表会を開催しました

NEWS

2021.07.06

6月26日(土)、高専に在籍する留学生が日本語や日本の複雑なルール等を学習するための教材を製作する学生グループが、広島市青少年センター(広島市中区基町)で開催された津山高専との合同中間発表会に参加し、進捗状況を報告しました。

本プロジェクトは、日本高専学会令和3年度研究助成『卓上ゲーム型「日本事情」教材の開発』として採択されている研究課題です。高専で学ぶ留学生が日本の生活で遭遇する大小の問題の解決方法を学ぶ「ボードゲーム」の開発を目的とし、津山高専と合同で取り組んでいます。

今年4月に留学交流室を通じて全学生にアナウンスし、応募のあった学生7名、アドバイザーの挾間雅義先生(経営情報学科、ボードゲーム理論のサポート)、畑村学先生(一般科、日本語教材製作サポート)の9名で活動をスタートさせました。

5月11日のキックオフミーティング(オンライン)の後は、両校の学生が混在する3チームが、対面(学内)やオンラインでミーティングを重ね、中間報告会に向けて準備を進めてきました。今回は第1回の報告会で、3チームが順番に自分たちが完成を目指すゲームの構想を、パワーポイントの資料を使って報告しました。


参加学生

チーム 開発ゲームの内容 宇部高専からの参加者
A 日本行事と日本料理を組み合わせたボードゲーム 本永凪沙(経営情報学科4年)
上村月乃(制御情報工学科2年)
松本彩来(物質工学科2年)
B 日本の交通システムに基づいたカードゲーム 金子志保(物質工学科1年)
増田卓音(経営情報学科1年)
C 日本語の微妙なニュアンスをカードゲーム方式で学ぶゲーム 山下華央(物質工学科1年)
佐々木晴(経営情報学科1年)

グループ発表の様子①

グループ発表の様子②

グループ発表の様子③

他のグループ発表を聞く様子①

他のグループ発表を聞く様子②

本プロジェクトは、年末をめどに試作版の完成を目指し、活動を続けます。第2回の合同発表会は、今年10月に開催予定です。

津山高専のメンバーと集合写真


参加した学生のコメント

本永凪沙(経営情報学科4年)

私はAグループのリーダーとしてボードゲームの開発に参加しています。2年生の時のプロジェクト学習「しゃべっチャイナよ中国語」に参加した際、台湾のカードゲーム「夜市人参」について調べたことがきっかけに、今回のボードゲーム開発チームに参加することになりました。
Aグループが日本行事と日本料理を組み合わせたボードゲームを作ろうとなったのは、留学生の「日本行事を知りたい」という意見からでした。このボードゲームはマスを進んでいくにつれて季節も進んでいきます。スタートは正月元旦で、ゴールは12月31日の大晦日です。マスにはお金関係のマスや、年間行事についてのマス、一回休みのマスなどを考えています。所持金で「食材カード」を買い、そこから日本料理を作り、最終的には料理を換金して所持金が多い人が勝ちです。
津山高専のメンバーとはオンライン上でしか話し合いができずなかなか難しい面もありますが、今後も週1回のミーティングを続けていこうと思います。これからはメンバーと実際に既存のボードゲームで遊んだり、ブレインストーミングを重ねたりして、今までにない新しい面白いボードゲームを開発したいと考えています。


金子志保(物質工学科1年)

私はチームBの副リーダーとしてこの企画に参加しています。
私たちのチームは、日本の交通システムに基づいたカードゲームを制作します。今回の発表会を通して、これから解決すべきいくつかの改善点を話し合いました。その結果、カードゲーム形式ではなく、ボードゲーム形式にすることになりました。その他のことも、発表会後の話し合いで決定しました。
これからは、10月の第2回の合同発表会に向けて実際にゲームを試作し、より良いボードゲームを目指して引き続き活動していきます。



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