2025.04.07
令和6年12月5日(木)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、キャンプ場に残された炭を活用し製作した消臭剤を、ときわ公園湖水ホール、常盤公園キャンプ場受付、キャンプ場トイレの3か所に設置しました。
ときわ公園のキャンプ場では、バーベキュー施設に使用した炭が残されたままになっていることを知り、その炭を活用できないかと考えました。そして、炭の消臭効果に着目し、別の授業で作製した消臭ビーズと、ときわ公園内にある落ち葉などの自然素材を組み合わせて炭を消臭剤に生まれ変わらせることを発案し、環境3R(リデュース)を実現させました。
![]() 作製した消臭剤 | ![]() 湖水ホール休憩スペースに設置 |
参加学生のコメント
河内 祐太朗さん(機械工学科4年)
普段から利用しているときわ公園のキャンプ場で、バーベキューで使用した後の炭が放置されて困っていると知り、何か力になりたいと思いこの活動を行いました。炭を消臭剤として生まれ変わらせようと思ったのは、学校の授業でオリジナルの消臭剤の作り方を学んだからです。炭の放置をなくすためには利用者全員が環境に対しての意識を持ってもらうことが必須です。この活動を利用者に知ってもらえるよう、今後も継続的に活動を行っていきます。
副田 宗暉さん(機械工学科4年)
私はときわ公園のキャンプ場をよく利用しています。使用料が無料なので学生の私からするととても良心的で、過ごしやすい場所だと感じています。しかし、バーベキューで使用し放置された炭は景観を損なうため、私たちは今回、捨てられた炭を有効活用して消臭剤に生まれ変わらせました。使用した炭が放置されていない美しいキャンプ場になることを願っています。
地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?
宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。