韓国大邱での韓国語及び機械設計の研修と文化交流
韓国・永進専門大学
機械工学科4年 川俣 虎太郎
留学期間:2022年8月16日~2022年9月7日
永進専門大学の校舎
私は以前から10代の間に1度は留学をしたいと考えていたため、コロナ渦初めてのオフライン研修ということで参加しました。
研修中の日程は午前に韓国語、午後には専門である機械設計を学びました。午前の韓国語の授業では韓国の伝統的な遊びである”チェギチャギ”や”コンギノリ”などを通して楽しく学ぶことができました。最後にみんなでトーナメントをしたのが印象に残っています。研修に参加している他高専や大学生とも仲良くなり、普段は関われないような人とも交流ができました。
機械設計の授業 ラジコンカーのパーツを設計
午後の専門の授業では3D CADと3Dプリンターを用いて設計とラジコンカーの製作を行いました。高専の授業で使っているソフトとは違うものでしたが、韓国の先生が基本的な設計の考え方から教えてくださったので以前より効率的で最適な設計方法を学ぶことができました。自分で設計したものが3Dプリンターによって目の前で完成していくのは見ていて気持ちがよかったです。完成直前になって、コロナウイルス感染症にかかり、すべてを自分で完成させることができなかったことが少し悔やまれます。
専門の授業では日本人学生1人に対して韓国人学生が1人~2人サポートとしてついてくれました。今回留学した永進専門大学には、日本企業に就職することを目的とするコースがあり、その学生方と交流しました。最初に自己紹介をしたとき、とても流暢な日本語で話していてすごく驚きました。それだけではなく機械設計についての知識も豊富で、「一番効率的なやり方でないと、仕事では使えない」と、常に「1番効率的な設計の方法」を模索している姿勢が印象的でいい刺激をもらいました。
バディプログラムのメンバー
休日にはバディプログラムと呼ばれる5~6人の日本人学生と韓国人学生混合グループで大邱の街を観光しました。バディのみんなとは、有名な韓国の商店街をまわったり、サムギョプサル(焼肉)やソルビン(かき氷のようなもの)を食べたりして楽しい時間を過ごしました。韓国の町並みは、意外にも日本と大きな違いはなかったです。
バスツアーのバスから見えたテグの景色
また、ホテルで会食パーティーやバスツアーなども企画してくださり、たくさんの韓国人学生や先生と交流をすることができました。韓国の学生たちは、とても日本を好いてくれていて、日本で好きなものや行ったところなどを聞いていくうちに、日本人が気づいていない日本の魅力に気づかせてもらいました。
私は今回の留学で本当にたくさんのことを学ぶことができました。留学を通してたくさんの人と交流する中で、これからの自分の生活を見つめなおすとてもいい機会になりました。
今回参加したプログラムのメンバー