独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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目的別

vol.29 千葉絢音

台湾での2週間が私に教えてくれたこと

台湾 文藻外語大学

電気工学科2年 千葉 絢音
留学期間:2025年8月23日(土)~9月6日(土)

私は台湾の高雄市にある文藻外語大学に2週間、中国語の語学研修に参加しました。

文藻外語大学まではホテルから歩いて登校し、中国語の授業は1日に4時間ありました。文藻外語大学の学生に先生として授業をしていただき、午前に座学、午後には午前中に学習した内容をミニゲーム形式で身につける口語練習がありました。今回参加した学生のほとんどが中国語初心者であったため、先生方はピンインや四声などの基礎的なところからスライドや身振り手振りで丁寧にわかりやすく教えてくださいました。授業で習ったことは日常生活で使えるものが多く、台湾で生活する上でとても役立ちました。

また、日本語学科の学生との交流、高雄文化体験としてパイナップルケーキ作りや穀物を挽いて作るインスタント飲料作り、台南観光などの様々なアクティビティも企画してくださり楽しめました。

チューターさんと初めて会った時

放課後は、日本人学生2人につき1人ついてくれる学生チューターと、一緒に自主課題調査を行い、さまざまな観光地を巡ったり、夜市で夕飯を食べたりと現地の生活を身近に感じることができました。初めての海外で不安が多かったのですが、チューターにおすすめのお店まで案内していただきました。手取り足取り教えていただき、とても助かりました。

瑞豐夜市

高雄には瑞豐夜市や駁二芸術特区など日本では見ることができない風景がたくさんありました。特に夜市は、日本の小さなお祭りの屋台を想像していたのですが、実際には全て回り切れないほどの屋台が並んでいて驚きました。瑞豐夜市は地元の人がよく行く場所で、台湾グルメだけでなく服やアクセサリー、ゲーム、さらにはマッサージやネイルをする屋台などもあり、現地の人には欠かせない存在になっていました。

2週間という短い期間ではありましたが、生活していく中で台湾独特の文化を体験することができました。台湾の人々は親切でフレンドリーな方が多く、日本人だとわかると親切に対応してくださったのがとても印象的でした。

駁二芸術特区

私が今回の研修で最も感じたことは、「行動することの大切さ」です。最初の数日は「伝わらなかったらどうしよう」「冷たい対応をされたらどうしよう」と、間違えることを恐れて話すのをためらうことが多かったです。しかし、勇気を出して一言でも話してみると意外に伝わることが分かり、その経験が自分の自信にもつながりました。コミュニケーションをとるときは、自信をもって伝えようとする姿勢が大事なのだと改めて感じました。

そして、異なる文化や考え方に触れることで自分の中の常識が覆り、国際的な考えをもつきっかけとなりました。言語だけでなく異文化を理解する姿勢も大事だということを学びました。

この研修を通して、外国語を学ぶことが苦手な私でも、中国語を学び、実際に使うことで、コミュニケーションをとる楽しさを知ることができ、自分に自信もつきました。研修中の出来事はどれも最高の思い出になりました。中国語の学習を続け、来年また台湾に訪れたいと思いました。今回得た経験と知識を忘れずに、積極的に国際交流を続けていきます。

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