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台湾の文藻外語大学で語学研修を実施しました

NEWS

2024.10.03

令和6年8月25日(日)から9月7日(土)にかけて、本校の学術交流協定校である台湾高雄市の文藻外語大学で、中国語の語学研修が行われました。

授業の様子①

授業の様子②


今年度は1年生から4年生までの13名の学生(他に新居浜高専から1名)が参加しました。中国語(台湾華語)の研修に加えて、高雄市の文化体験や台南市への小旅行を行ったり、それぞれが台湾に関して興味を持ったテーマについての自主研究を行いました。その全てに、文藻外大「応用華語系」の先生方、学生チューターが丁寧なサポートをして下さいました。

台南市への小旅行の様子

また、渡航前にオンラインで交流のあった文藻外大「日本語文系」の学生とも、対面で交流することができ、学生によっては現地のご家族を訪れていっしょに料理をするなど広く現地の生活を満喫しました。

教室で台湾弁当を食べる様子

夜市を観光する様子

 

研修最終日には、自主研究の成果を中国語と英語で発表しました。文藻外語大学の校長もお越しになった中での発表に学生からは緊張が見受けられたものの、最後までしっかりと話すことができました。

成果報告会後の集合写真

参加学生と自主研究テーマ

参加学生 自主研究テーマ 参加学生 自主研究テーマ
矢賀部 龍成
(制御情報学科1年)
台湾と日本で好まれるゲームジャンルの違い 安田 舞衣
(経営情報学科2年)
台湾の夜市の魅力
河野 紗季
(経営情報学科1年)
台湾の日本の「ごはんもの」の違い 大田 菜々美
(経営情報学科3年)
鶏排の大きさ選手権!
神﨑 実雨
(経営情報学科1年)
台湾と日本における
K-POPアイドルの知名度
手嶋 夏花
(経営情報学科3年)
台湾の人気都市
「高雄」に行ってみよう
谷 春乃
(物質工学科2年)
台湾に咲く花 上野 鈴昊
(機械工学科4年)
御茶園の飲み比べ
山本 乃愛
(物質工学科2年)
台湾雑貨から台湾を知る 植村 凛人
(機械工学科4年)
台湾の音楽性について
考える
西田 こころ
(経営情報学科2年)
台湾における弁当文化について 楢﨑 瑞起
(機械工学科4年)
芋圓を
作れるようになろう
福永 愛弥
(経営情報学科2年)
台湾で人気な
日本のアーティスト
内田 ふき
(新居浜高専)
台湾の
夜市のグルメ食

台湾学生との交流の様子

外食の様子

ホテルでの記念写真

参加学生のコメント

矢賀部 龍成さん(制御情報工学科1年)

 私が人生初めての留学として台湾を選んだ理由は、数ある留学先の中で比較的日本に近く、日本文化が浸透していると聞いたからです。しかし実際に現地を目のあたりにすると、聞き慣れない中国語の会話や、目に留まるような看板の数々はとても新鮮に感じて、少し戸惑いました。また、台湾人とは使う言語が異なり、初めの頃は、買い物をすることでさえ怖く感じました。
 しかし、文藻外語大学の学生が私たちのサポートをしてくださいました。彼らは台湾の様々な観光地に連れて行ってくれました。その中でも、日本人の学生は、僕と学生たちの会話を通訳してくださったので、私は彼らのサポートを満足に受けることができました。とても感謝しています。
 他にもサポートがあり、私は台湾で様々な成長をしました。それは人との関わり方が積極的になったことです。私は話すことが上手ではありませんでしたが、学生たちが会話をもちかけてくれたので、それに合わせて彼らと上手に会話することを努力しました。そのおかげで、会話を自ら考えてするようになりました。
 留学は学生たちとコミュニケーションをする機会がたくさんあるので、私にとって良い経験になりました。中国語を話す学生が宇部高専に留学してきたときは、私も中国語を流暢に話せるようになり、文藻外語大学の学生のように、学生たちに会話を促し、日本のことについてしっかりサポートしたいです。

安田 舞衣さん(経営情報学科2年)

 私は今回の研修で中国語を学び、自主研究で「台湾の夜市」について調べました。
 文藻外語大学での中国語の授業は、ピンインの発音から始まり、自己紹介やお店で使える中国語など基本的なことから勉強しました。そのため、中国語を初めて学ぶ人も安心して受けることができました。また、教室での座学だけでなく、スーパーマーケットに行き、実際に学んだ中国語を使う実践授業もありました。このような経験を通して中国語を使うことに自信がつきました。
 自主研究では、チューターの方々が一人ひとりの課題内容に合った場所に連れて行ってくれました。私は、夜市を訪れました。チューターの方がおすすめしてくれた食べ物を食べたり、日本の屋台との違いを見つけたりして楽しみながら調べることができました。 授業終わりには、チューターの方々と美術館を訪れたり、夜ご飯を一緒に食べたりと充実した毎日でした。
 今回の研修で台湾の学生と仲良くなったことで英語、中国語の勉強を頑張ろうというモチベーションになりました。チューターの方と別れる日はとても寂しく、必ずまた台湾に来て会いたいと思いました。台湾での貴重な経験をこれからに活かしていきます。

手嶋 夏花さん(経営情報学科3年)

 2週間にわたる文藻外語大学での研修留学は、私にとって大きな経験となりました。
 昨年の冬、台湾からの留学生に中国語を教えてもらったことから中国語への興味が深まり、自分自身の語学力をさらに向上させたいと思い、研修に参加しました。
 この研修では、一日の前半に台湾の学生から単語や文法を授業形式で教えてもらいました。授業ではクイズ形式や簡単なゲーム、習った文を使って実際に買い物に行って、楽しく身近に中国語を学習しました。また、台湾の学生から直接指導を受けることで、正確な発音を教えてもらい、学習がより深いものになったと思います。後半は、各々の台湾のパートナーと一緒に課題研究を進めたり、おいしいレストランや様々な場所に連れて行ってもらったりしました。研修の間、毎日約6時間楽しい場所に案内してくれて、私たちの課題発表の前日には、夜食を持ってきてくれたり、日本に帰国する日には朝食を持ってきてくれたり、とても優しかったです。
 パートナーに限らず、現地の人々の優しさに触れることが多くありました。街中を歩いていると台湾の方から「おはよう」と日本語で挨拶をされたり、買い物途中にわからない中国語があると、日本語を話してくれたり、とても温かい気持ちになりました。
 語学の向上はもちろん、台湾の人々の温かさや日本が台湾で大きく愛されていることなど、現地で直接感じることが出来、私の中で、2週間の研修はとても濃く、有意義で充実したものになりました。

植村 凛人さん(機械工学科4年)

 今回の語学研修で、中国語を勉強し、自分の自主研究テーマである「台湾の音楽性について考える」について調査しました。
 中国語の授業では、名前の発音やアクセント、日本にはない発音などを現地の文藻外語大学の学生に丁寧に教えてもらうことができました。個人としても初めに比べ、うまく発音できるようになったと感じます。実際にコンビニやスーパーなどで使用することができ、非常に良い勉強になりました。他にも、台湾のミニゲームや一緒に食事などをして親睦を深めることができました。
 私は、正直海外の方とコミュニケーションがとれるか心配でしたが、英語だけでなく日本語でもすごくフレンドリーに話しかけてくれてたくさん国際交流ができよかったです。そして台湾の方々は全員やさしく、いろいろな場所に連れていってもらい、思い出をたくさん作ることができました。 台湾の現地の文化である夜市や観光地などでは、地元の食べ物である「油餅」「鶏排」「牛肉麺」「臭豆腐」などを食べることができました。
 この二週間は忘れられない貴重な経験になりました。また機会があれば台湾に行きたいです。


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