2005.09.30
宇部高専と宇部市が包括的連携・協力に関する協定を締結
2005.04.28
宇部高専と宇部市は4月28日、地域社会の発展へ互いに支援、協力することを目的に、包括的連携・協力に関する協定を締結した。
協力事項は「地域産業の創造・育成」、「地域の教育力の向上」、「生涯学習の推進」などで、これまで同校が進めてきた地元企業との共同研究やインターンシップの実施など、地域貢献活動の一層の発展が期待される。
宇部高専で行われた調印式では、幡中憲治校長と藤田忠夫市長がそれぞれ協定書に署名し、固く握手を交わした。幡中校長は「これまでの個人個人の点的な連携から、組織同士の面的な連携に広げ、協力関係を築きたい」とその抱負を述べた。
教育・研究成果報告会
2005.05.06
宇部高専では、平成16年度特別教育研究費、教育・研究成果報告会を5月6日に開催した。
これは、教員の教育研究活動の発展に資するため、優れた教育・研究テーマを10件選定し、特別教育研究費を配分し、その成果を報告するものである。
当日は、採択された9名の教員が日頃の教育・研究活動の成果を発表した。発表後は質疑応答も熱心に行われたため、終了予定時間を大幅にオーバーしたものとなった。
髙塩国立高専機構理事が宇部高専を視察
2005.05.20
国立高等専門学校機構の髙塩理事が去る5月20日、宇部高専を視察した。広島商船高等専門学校で開催された中国地区国立高専校長・事務部長会議への出席を機に、随行の新田企画課課長補佐とともに同校を訪問したもので、幡中校長から同校の現状説明があった後、学校運営等について意見交換が行われた。
懇談後、実習工場で学生の実習を参観するとともに図書館、情報処理センター、専攻科棟の実験室等を視察した。
「創造デザイン工学」教育プログラムがJABEE認定される
2005.06.01
このたび、日本技術者認定機構(JABEE)から、本校の標記プログラムを認定したとの通知がありましたので、全学生及び教職員の皆様にお知らせいたします。この認定は、本校の標記教育プログラムが、社会の要求と水準を満たしていることがJABEEを通じ公に認められたことを意味します。
したがって、この教育プログラムを修了した平成16年度専攻科修了生には近々、標記プログラム修了書が授与されます。本プログラム修了生は技術者の最も高度な国家資格である技術士の1次試験が免除され、技術士会に登録することにより技術士補となることができます。また、技術士の下で4年間研修を積むと技術士試験を受験できます。さらに、専攻科修了生以外においては、本科から大学に編入した卒業生に対する高専で取得した単位の大学単位への認定が格段に容易になるというメリットも既に出てきております。今後、本校の教育プログラムがJABEE認定を受けた効果は、本校卒業生・修了生の就職面においても現れてくるものと思われます。
このたびのJABEE認定は、学生諸君の協力と教職員の皆様が取組まれた教育改善の賜物であり、ともに大いに慶びたいと思います。今後とも教育改善を重ね、認定を継続するとともに、「経営情報工学」教育プログラムの認定を目指してまいりたいと思います。引続き学生・教職員の皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。
高等専門学校機関別認証評価に関する学内説明会
2005.06.03
宇部高専では、高等専門学校機関別認証評価を平成18年度に受けることとしており、これに対応するため同高専として必要な取組等を学内に周知するとともに、今後の協力を依頼するため、学内説明会をこのほど開催した。
幡中校長から「認証評価制度の概要等」について説明があり、引き続き、村上自己点検評価委員会委員長から「評価の観点、自己評価の根拠資料項目及び今後の検討課題」について説明が行われ、参加した100名を超える教職員は、熱心に聴き入っていた。また、質疑応答では、根拠資料やデータの保存方法等について活発な意見交換が行われた。
健康管理に関する講演会を開催
2005.06.06
宇部高専では、健康管理に関する講演会を、同校の産業医兼学校医である国立大学法人山口大学医学部附属病院の梅本助教授を講師に招き開催した。講演は「こんなに怖い生活習慣病」と題し、プロジェクターを使用しながら、「生活習慣病になる危険因子」「コレステロールと心血管疾患との因果関係」等について、医学的な画像やグラフを示しながら分かり易く説明し、生活習慣病は自己責任病であるとし、教職員自らが、日常生活において健康管理の意識を持ち続けることの重要性を力説した。講演後、教職員からは専門医による説明は具体的であり非常に参考になったという感想が数多く聞かれた。また、職員の中では昼休みに適度な運動を始める者がでるなど有意義な講演となった。
「テック アンド ビジネスコラボレイト(T&B)」平成17年度総会を開催
2005.06.13
宇部高専・T&Bの平成17年度総会を6月13日、国際ホテル宇部で開催し た。
宇部高専・T&Bは、宇部高専と地域の産業界が連携して、技術や実務等に関する交流を深めることにより、地域の発展に寄与するとともに宇部高専の教育・研究のさらなる振興を支援することを目的に設置されたものである。
今年度の総会には宇部商工会議所会頭をはじめ、企業等から総勢約60名が出席した。
総会では、平成17年度事業計画・予算案等を審議し、活発な意見交換が行われた。その後、昨年度産学連携に貢献した学生の表彰や、NPO法人共生のエートス 秋本貞光理事長による「官民協働における新発想でのダム作り」と題した講演が行われ、出席者は熱心に聞き入った。
さらに総会終了後に交流会の場が設けられ、参加企業と高専教職員が終始和やかな雰囲気の中で活発な情報交換を行い、盛会のうちに閉会した。
全学で校内清掃
2005.06.21
6月21日火曜日の午後、合同ホームルームの時間に、学生全員による校舎周辺の清掃が行われた。から梅雨でいっこうに雨の降らない炎天下であったが、クラスごとに割り振られた地区の草取り、ゴミ拾いを実施した。
慣れない鎌と熊手にとまどう1年生もいたが、クラス担任の指導のもと、心地よい汗を流した。教職員も加わっての2時間の清掃の後、校内は見違えるほどきれいになった。
インターンシップ説明会「挑戦しよう! インターンシップ」
2005.07.01
宇部高専では、インターンシップを専攻科では必修科目として全員に、本科でもできるだけ多くの4年生に受講を勧めている。
去る6月23日と7月1日の2回にわたって、今夏インターンシップ受講予定の専攻科生、本科4年生及び担任、指導教員を対象に、事前説明会が開催された。今年は特に、本科と専攻科に分けて実施し、それぞれ本科生120人、専攻科生26人が参加した。
担当教員の説明の後、山口県経営者協会インターンシップコーディネーターの小西照彦氏の特別講演があり、企業と教育機関をコーディネートする担当者ならではの最近の企業の情勢、求める学生像など具体的な内容の講演と実技指導があり、学生たちは気持ちを新たに引き締めていた。
平成17年度ミニ体験入学
2005.08.01
宇部工業高等専門学校では、校内で開催する年2回の体験入学のほか、県内各地に出張してミニ体験入学を実施し、好評を得ている。
今年度は、8月1日(月)に下関市の海峡メッセ下関で、8月4日(木)山口市のニューメディアプラザ山口で、それぞれ開催された。
ミニ体験入学も今年で3回目となり、各学科コーナーでは、趣向を凝らした様々な実験・実習とパネル展示が行われ、教員だけでなく、在学生も多数参加して説明、指導に当たった。また、特別企画として、昨年、一昨年の全国ロボコン大会で活躍したロボットの展示と学生による運転、さらに、茶道部学生によるお茶席が開かれ、好評を博した。
高専をめざす中学生だけでなく、新聞、テレビで見たという小学生、幼稚園の子供たちも両親に連れられて訪れ、小さな子供たちには、特に電子回路の制作、自動走行ロボットなどが人気を集めた。入学に関しても個別の質問や相談を受けるなど、出張ミニ体験入学ならではの多彩な反応があり、宇部高専としても貴重な体験であった。
第1回JABEE認定プログラム修了証授与式を開催
2005.08.12
宇部高専では、日本技術者教育認定機構(JABEE)から平成17年5月12日付で、同校の技術者教育プログラム「創造デザイン工学プログラム」が認定基準に適合することが認められたことを受け、平成16年度に同プログラムを修了した21名に対し、去る8月12日に修了証を授与した。
式は修了生に加え、多数の教職員及び在校生が出席して行われ、幡中校長から各修了生に対し修了証が授与されるとともに、第一線の技術者として、社会で活躍することを期待するとの祝辞が贈られた。
式後の懇談会では、修了生の近況報告やJABEEプログラムに対する感想などの意見交換が、終始、和やかな雰囲気の中で行われた。
同校では、今後、本プログラムの一層の高度化に向けて改善に取り組んでいくこととしている。