2015.09.25
8月3日(月)~5日(水)の3日間にわたり、経営情報学科主催の公開講座「15歳までに身につけたいコード・リテラシ」を開催しました。
かつて小学校や中学校で木工・金工を行ったように、プログラミングはこれから大人になっていく学生・生徒にとって基本スキルとなってきています。これから望まれる、プログラミングに関する高度な技術を身に付けなくとも「誰もがちょっとしたことができる」という状況に対応できるよう、簡単なプログラムに対する関心を抱いていただける講義・演習を実施しました。参加者は中学生を対象とし、山口市・宇部市の中学校から5 名が参加しました。
公開講座の様子
冒頭ではGoogle Blocklyを用いてプログラミングの基礎となる連接、反復、および条件分岐の考え方を体感し、その後、Python言語を用いてデータ構造や構造化の実際を学びました。次に、簡易なデータベース(DB)SQLiteを活用した市外局番データベースを構築し、ソフトウェアの連動によりDBクライアント構築が容易であることを学びました。後半では、気象庁の提供するオープンデータを活用し、過去の気象データ(気温、降水量、湿度など)をグラフ化する取り組みを行いました。最後に、Webアプリケーション・フレームワークを利用したWebアプリケーション構築の方法論を取り上げましたが、3日間で計9時間の講座と限られた時間のため、実践に至らなかった点が残念でした。
プログラミング演習に取り組む参加者
参加者の多くがプログラミング初体験にもかかわらず、大変奮闘し、プログラミング演習を行っていました。互いに教え合いながら不明点・疑問点を解決している様子が印象的でした。