2015.12.16
12月9日(水)に、マルチメディア学習室にて「留学生日本文化体験~知れば知るほど面白い日本伝統のミュージカル-能楽 入門~」を開催し、留学生や日本人学生、教職員あわせて約40名が参加しました。
文化体験の様子
留学生日本文化体験は、留学生が日本の伝統文化への理解をより深め、また、留学生と日本人学生及び教職員の交流を深めるために行うもので、今回は3年ぶりの開催となりました。
はじめに校長から挨拶があり、続いて能楽師の東川光夫先生に能楽の魅力についてご講演いただきました。
挨拶をする三谷校長
能楽師 東川光夫先生による講演
講演では、能楽のあらましや能面について説明いただきました。面(おもて)をかける(=能面をつける)体験では、希望した日本人学生と留学生は、予想以上の視界の狭さに驚いていました。
学生による能面体験
また、「高砂」の有名な節を謡う練習を行い、先生の後に続いて何度か声を出すと、わずかな時間で参加者全員が独特の抑揚を交えて謡えるようになりました。
質疑応答で、「稽古はどのようにやっているのか」、「女性の能楽師はいるのか」などの質問があり、東川先生は実体験を交えながら丁寧にお答えくださいました。最後に教務主事からお礼の挨拶があり、盛況のうちに終了となりました。
短い時間でしたが、普段はなかなかなじみの薄い能楽について、現役の方から直接見聞きしたこの度の体験は、留学生だけでなく日本人学生や教職員にとっても日本文化の奥深さに触れる大変貴重な機会となりました。