独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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平成28年度宇部高専テクノフェア2016を開催

NEWS

2016.12.27

12月8日(木)、図書館棟2階マルチメディア学習室及び視聴覚教室にて『平成28年度宇部高専テクノフェア2016』を開催し、学生や教職員、企業関係者など学内外から94名が参加しました。

テクノフェアは、宇部高専の教員や専攻科生が行っている研究活動を地域企業の方へ紹介する場として毎年実施しているイベントで、今年度で9回目となります。

本年度は、記念講演として筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻講師で京都府立医科大学特任教授の松井祐史氏をお招きし、「がん細胞を見分ける」と題してご講演いただきました。大変熱意が伝わる講演で、正常細胞とがん細胞を効果的に見分ける方法についての話、人の体に負担をかけない手術を可能にする話を聞くことができました。

松井先生の講演

松井先生の講演

次に、企業との共同研究について、2件の成果事例報告が行われました。まず、物質工学科の杉本憲司准教授が「リサイクル材料を用いた岩礁性藻場造成とその成果」と題して、山口県岩国市でJFEスチール株式会社と水島合金鉄株式会社と実施している共同研究について発表しました。続いて、機械工学科の南野郁夫教授が「オムロン阿蘇株式会社との太陽光発電システムについての共同研究報告」と題して、オムロン阿蘇株式会社と行った研究について発表しました。

杉本准教授の成果事例報告

杉本准教授の成果事例報告

南野教授の成果事例報告

南野教授の成果事例報告

今回の3人の先生方の医療分野・環境分野・エネルギー分野の講演・発表は、本年度、宇部高専が取り組んでいる研究推進モデルトライアル事業の3つの柱です。

その後、マルチメディア学習室と視聴覚教室の2会場にて、専攻科2年生による特別研究の概要を3分間で説明するミニオーラルセッションを行いました。
ミニオーラルセッションの後にはポスター発表が行われ、専攻科2年生36名が企業の方や教職員などに対し日頃の研究成果を報告しました。

ミニオーラルセッション

専攻科生のミニオーラルセッション

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子

ポスター発表参加者は、どの発表が良かったかを投票し、最優秀プレゼンテーション賞(1名)に生産システム工学専攻 金本さん、優秀プレゼンテーション賞(3名)に生産システム工学専攻 池本さん、経営情報工学専攻 坂田さん、経営情報工学専攻 田中さんが選ばれました。受賞者4名は、常盤工業会館で行われた情報交換会にて三谷校長から表彰され、宇部高専T&B小玉会長から副賞が授与されました。

受賞した学生達

左から三谷校長、金本さん、田中さん、坂田さん、池本さん、小玉会長

今回は、専攻科1年生のインターンシップ報告会と合同企業説明会と合同開催し、地域企業の方が参加しやすいよう工夫しました。テクノフェアを通じて、地域企業と学生や教員との交流が一段とすすみ、盛会のうちに幕を閉じました。


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