独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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台湾国立聯合大学で研修を行いました

NEWS

2018.04.19

春休み期間中の3月8日(木)から30日(金)にかけて、約3週間の日程で、宇部高専が学術交流協定を結ぶ台湾国立聯合大学(苗栗市)にて、中四国地区高専合同の研修を行いました。

聯合大学での春の研修は今年で4年目で、今回中四国地区からは宇部高専の学生4名(4年生1名、3年生3名)、津山高専1名、高知高専1名、新居浜高専1名が参加、その他、関東信越地区の木更津高専から1名の学生が参加し、同じ日程で研修を行いました。

研修では、それぞれ学生が自分の専門の学科の研究室で、聯合大学の先生から出された課題を台湾の学生と一緒に取り組みました。

機械系・張昀教授から研修内容の説明を受ける宇部高専・穂積君(右)と新居浜高専・鶴宮君

研修の最終日は全員が英語で成果報告を行い、研修の修了証を資訊工程學系(制御情報学科)の韓欽銓先生を始め、指導された聯合大学の先生方から受け取りました。

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成果報告会の様子

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成果報告会後の記念写真

今後、6月下旬には聯合大学の学生約10名が来校し、宇部高専で約1ヶ月の研修を行います。また、宇部高専からは、7月から9月にかけて専攻科生7名が2ヶ月近い研修を行う他、8月には例年通り、本科3・4年生が第4ブロック合同の夏季研修(1ヶ月)を行う予定です。

参加学生の感想 ※学年は平成30年3月時点

穂積将輝さん(宇部高専・機械工学科4年)

私は、研究室で主にプログラミングを使った簡単な機械制御について学びました。初めて使う機械ばかりでしたが、ひとつひとつわからないことは何回も質問をすることで、理解し少しずつ使うことができるようになりました。英語でのコミュニケーションなので難しいと思いましたが、間違えてもいいからやってみようという気持ちで取り組みました。結果として3週間しっかりと研究ができたと思います。
ボランティアの学生や、他の国から来ている留学生とは積極的に交流できたと思います。一回でも多く英語で会話をするという目標をたてて、近くに人がいれば自分から話しかけるよう心がけるようにしました。また、自ら連絡を取り一緒にご飯を食べたり、スポーツをしたりと積極的な行動ができたと思います。
今後は、今回の留学の経験を生かし、より長期の留学をしたいと考えています。今後の自らの国際交流にとってとても良い経験になりました。 20180308-30_4

昨年宇部高専に研修に来た聯合大学学生たちと再会。右端は津山高専から参加の片山さん

田口史織さん(木更津高専・環境都市工学科3年)

私が配属された研究室では土壌汚染とフライアッシュについ研究しているところでした。今回は、フライアッシュを使ってガラスを作りました。フライアッシュはもともとコンクリートの強度を高める理由で使われていますが、この研究室ではフライアッシュの他の使いみちについて研究しています。結果としては、SiO2の大きさがいつものより大きいものを使ったため、溶けきれずに白く形が残りました。研究室の方も初めて使ったのでかなり驚いていました。
聯合大学のボランティアの方々を主にして、平日は夜ご飯に連れて行ってもらったり、週末は台北や新竹に連れて行ったりしてもらいました。個人では研究室の方と中国語、日本語をお互いに教え合いました。お互いの国の歌も教え合い歌いました。他にもフランス人、インド人と他国の方も留学に来ていて交流できる機会がありました。他国の人と話せるとは思っていなかったのでいい経験ができました。
今回の留学で沢山の方からいろいろな刺激をもらうことができました。抱負としては、語学力をもっと身につけることです。他の人達は積極的に台湾人の方たちと話していて、こんなんじゃ駄目だなと思いました。4月からは中国語の授業があるので、しっかり自分のものにしていきたいと思います。そしてまた、台湾で実際に使えるように頑張りたいと思います。

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国際ボランティアクラブの学生と木更津高専・田口さん(右手前)


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