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台湾の企業で専攻科生がインターンシップを行いました

NEWS

2018.09.20

8月13日から9月7日までの3週間、専攻科の学生3名が、台湾の2つの企業でインターンシップを行いました。
企業インターンシップを経験したのは、生産システム専攻1年の伊藤さん、経営情報工学システム専攻の杉村さん、百合野さんの3名です。

前列真ん中の2人のうち、左が杉村さん、右が百合野さん。後列一番左がホープイングリッシュ社長のチャーリーさん

前列真ん中の2人のうち、左が杉村さん、右が百合野さん。後列一番左がホープイングリッシュ社長のチャーリーさん

本校学生が海外にある外資系企業でインターンシップを行うのは今回が初めてです。卒業後にグローバルで活躍するための非常に良い機会になったようです。
研修最終日の9月7日には、3名それぞれ成果報告を行いました。今後も専攻科生を中心にインターンシップ生を受け入れてもらえる海外の企業を開拓していきます。

成果報告のプレゼンテーションを行う伊藤さん

成果報告のプレゼンテーションを行う伊藤さん

成果報告のプレゼンテーションを行う百合野さん

成果報告のプレゼンテーションを行う百合野さん

参加学生の感想

伊藤光さん (生産システム工学専攻1年)

私は台湾の新北市にある「Chicony Electronics CO., Ltd(群光電子)」のMISという部署で3週間のインターンシップを行いました。仕事内容は「マッサージ予約システムの開発」でした。このシステムは社員の方が利用するもので、データベースを利用してマッサージの予約管理を行います。プログラミング言語は、JavaとJavaScriptとSQLを使用し、Agentflowというプロセス管理システムを用いて開発を行いました。初めてのことばかりでしたが、メンターの方が一対一で丁寧に教えてくださり、何とか完成させることができました。
8:30~18:00が業務時間で、12:00~13:00が昼休憩、その間にはオフィスの照明が消え、社員の方々は昼食と昼寝をしていました。昼食は社員の方々と食べることが多く、会社の食堂だったり近くのレストランに連れて行ってもらったりしました。社員同士の仲が良くフレンドリーで、楽しく仕事をすることができました。
私は今回のインターンシップで、自分の今後の進路を見つめ直すことができたと思います。これまでは漠然とした仕事のイメージしかしてませんでしたが、今回のインターンシップで、実際にシステムの開発を行ったことで仕事のイメージが瞭然としてきました。今回のインターンシップがこれからの進路を決める上でのいい経験になったと思います。
今回のインターンシップではすべての会話を英語で行いました。英語でコミュニケーションを行うのはとても難しかったですが、少し自信がつきました。また、社員の方がWeekly Reportの文章をチェックしてくださり、英語のライティングの力もついたと感じました。日頃日本では英語をアウトプットすることは少ないので、とてもいいトレーニングになりました。
2か月間台湾に滞在しましたが、台湾の田舎と都会両方で生活することができたのは良かったです。台湾のあちらこちらに日本を感じ懐かしい思いがしました。また、台北(特に中山)は日本人が多くとても住みやすかったです。
今後は台湾でのインターンシップの経験を活かして積極的に国際交流をしていきたいと思います。語学力がまだまだなので、スピーキングを主に頑張っていきたいです。

伊藤さん(右はメンターの林さん)

伊藤さん(右はメンターの林さん)

杉村育美さん (経営情報工学専攻1年)

私は台北にあるホープイングリッシュ(希平方)でインターンシップを行ってきました。主な仕事内容としては、英語学習業界のマーケティングと、自社製品の改善案の提案の2つでした。様々な視点(どの技能に力を入れているか、ターゲットとしている顧客はどういった層なのかなど)からマーケティングを行い、自社製品がどの分野に位置しているのか、短所・長所は何なのか、そして他社にはない特徴といった点を明らかにして、製品の改善に貢献しました。それらの分析結果を毎週金曜日にプレゼンテーションし、最終的な成果報告へと繋げていきました。また、自社製品である、「ラーニング英語学習教材・楽勝」を毎日1コース受講しました。その結果、最終日のプレゼンテーションでは、きちんとした応答が英語でできるようになりました。英語学習を継続することは大切だと感じました。
今回のインターンシップを通して、英語力の向上はもちろん、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力が向上しました。複数の分析視点を考え、その視点について何社も調査することはとても時間がかかり苦労しましたが、実際の企業でマーケティングを行えたことはとてもいい経験になりました。
台北での生活は、とても充実したものでした。台湾の文化、暮らしを体験することができ、視野が広がりました。土日に台湾の有名な観光地・九份などに観光しに行ったのが一番楽しかったです。滞在していた「ゲストハウスくまくん」では、様々な日本人との出会いがあり、良い交流ができました。
今回、海外でインターンシップを行えたことを嬉しく思います。そうそう経験できるものではないため、後輩にこの経験を伝えていきたいと思います。特に、1か月間「楽勝」で英語学習を続けてきて成果を実感しているので、これからも英語学習を継続していきたいです。

実習中の杉村さん

実習中の杉村さん

百合野あすかさん (経営情報工学専攻1年)

学校での授業ではマーケティングの分析方法などを学びますが、その分析から実際に製品をどうやったらもっと売れるのかまで考えたことはありませんでした。今回のインターンシップでは実際に授業で学んだことを活かして製品のアプローチ方法を考案することが出来たのでとても良い経験になりました。
アプローチするためにはまずその市場の競合他社を知ることが重要だという事が分かりました。また、インターンシップの実習の中に「楽勝」を受講してからSNSのフレーズ作成をさせて頂きました。SNSのフレーズ作成はみんなの興味が湧くようなフレーズを選抜するのは難しかったです。でも、フレーズを作成することで自分自身がたくさんのフレーズを学べました。そして毎日「楽勝」を受講することで英語のスピーキング、リスニングがインターンシップを始める前よりも良くなったと感じました。フライヤーの作成はどのように作成したらお客様が商品を買いと思わせることができるのか考えながら作らなければならないので難しかったですが、デザインを考えるのは楽しかったです。
今回海外の企業でインターンシップを通して、自分の意思を英語で伝えられないもどかしさを何度も感じる日々だったので、これからもっと英語を頑張ろうと思いました。

実習中の百合野さん

実習中の百合野さん(右は杉村さん)


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