独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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徳山高専企画「第1回KOSEN再興戦略」に留学生と一緒に参加しました

NEWS

2018.12.11

徳山高専企画「第1回KOSEN再興戦略」に宇部高専から37名が参加しました。
宇部と徳山のトビタテ留学経験者や留学生(シンガポール、マレーシア、台湾、カンボジア)と交流するグローバル企画と、長岡高専のアントレプレナー同好会と北九州高専発ベンチャー企業ネクストテクノロジーを招聘し高専起業や産学連携について学ぶ企画で、徳山、宇部、長岡、明石、熊本の先生や学生が集まりました。

『第1部 高専のグローバル教育について考える』

5高専の先生と学生が混ざって、高専教育の問題点について話し合いました。直接自分の高専の先生には言いづらいことも他高専の先生になら言いやすい、ということでなるべく他高専の先生と学生を混ぜました。

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問題点について話し合い

「SiriやGoogleに聞けばわかることを覚える必要があるの?」、「手書きのレポートって修行?」、「英語の時間に留学生と話す機会をつくってほしい」 等、高専生の本音を聴くことができ予想以上に白熱しました。

『第2部 高専起業についての講演』

1つ目の講演は、ネクストテクノロジー業務執行社員・辻貴美花さんにお話いただきました。
ネクストテクノロジーは北九州高専発のベンチャー企業で、「においロボット犬・はなちゃん」を開発したことで有名になりました。『月曜から夜ふかし』に出演し、最近ではCBSニュースにとりあげられ全米に放送されました。辻さん曰く、起業して思うことは人に助けてもらわなければうまくいかないことばかりだということ。なので最も大切なことは人に好かれる力「愛され力」だということです。辻さんは現在21歳で、つい最近まで北九州高専機械工学科の高専女子でした。学生達も親近感が湧いたようでした。

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辻さんの講演

2つ目の講演は、長岡高専の村上祐貴准教授にお話いただきました。長岡高専の学生団代「アントレプレナー同好会」が、企業が困っている問題を次々に解決し依頼が殺到しているという話から、自分の専門を活かして収入を得る具体的な方法を紹介していただき、学生だけでなく教員もワクワクさせられました。

『第3部 3つのグローバル体験企画』

第3部は3つのエリアに分かれました。

第1エリア「英語で話そう!」
台湾の文藻外国語大学から宇部高専、徳山高専に来ている留学生4名が先生になり、英語でインタラクティブに話せるゲームをたくさん行いました。シンガポールやマレーシアの学生も混ざり、高専生に英語で話す機会を与え、全員友達になることができました。

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英語で話そう!

第2エリア「トビタテ留学に挑戦!」
実際にトビタテに行った宇部高専と徳山高専の学生7名が、次回の「トビタテ留学高校生コース」に申し込む予定の学生に、書類作成や面接必勝法等のアドバイスをしました。

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トビタテ留学に挑戦!

第3エリア「産学連携PBLワークショップ」
長岡高専の村上先生が、長岡高専に実際に依頼が来ている「地域の困った」を本気で解決するワークショップを行いました。学科、学年、教員、学生の壁を越えて意見を出し合い、教員は小さな科研費や開発費が企業から取れるか、学生は自分の専門を活かして収入を得ることができるか試しました。1チーム4名、6班に分かれて検討し、最後は解決策を発表しました。どのチームもレベルが高く、具体的ですぐにでも実行できる案が出ました。今後、教員や学生が高専内起業をしたり、高専生が独立して仕事をしたりする動きが加速されることを予感させられました。

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産学連携PBLワークショップ

今回のイベントから学んだことは、他高専との交流は「新しいものを生み出す」ということです。 今まで他高専の先生同士、学生同士がつながることはあっても、他高専の学生と先生が話す機会はほとんどありませんでした。今後もこのような企画を全国の高専が行い縦横のつながりを強め、高専のブランドを高める活動をしていけたらと思います。

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集合写真


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