2020.01.14
2019年12月21日、TOKIWAファンタジア2019イルミネーションコンテストにおいて、宇部工業高等専門学校専攻科チーム(7名:リーダー浦松司君、青木泰憲君、柏谷拓実君、小山秀斗君、野坂龍之介君、穂積将輝君、渡邉拓斗君)が出展していた作品「贖罪の口」がストーリー賞を受賞しました。
イルミネーションコンテストでは、全80作品が出展され、賞は9つあり、ストーリー賞はそのうちの一つです。
ストーリー賞を受賞した「贖罪の口」
贖罪の口は、ローマにある石の彫刻「真実の口」を模しており、本作品では口の中に手を入れると、ボタンがあり、そのボタンを押すことにより、〇か×かが判定されるイルミネーション作品です。本作品により、失敗したこと(謝りたいこと)など何でも判定してくれます。〇の表示は許され、×の表示は許されません。一緒にイルミネーションを見に来た人同士で、一年を振り返り、謝りたいこと等を口で言い表し、ボタンを押し〇でも×でも、このことをお互いに共有するところにストーリー性があり、高専らしい技術力も評価され、本受賞につながったのでしょう。本作品は、愛嬌のある顔の形をしており、遠くからでも分かり易く、数多くの来場者の方々が次々と口の中に手を入れて楽しまれていました。特に、小さいお子様に人気があるようでした。
本作品は、専攻科生産システム工学専攻エンジニアリングデザインの授業で、宇部市のテクノロジー×アートの取り組みのもとで作製されました。エンジニアリングデザインとは、学科の異なる複数の学生がチームを組み、一つの課題に対し力を合わせて取り組みます。専攻科生7名の出身学科の内訳は、機械4電気2制御1でした。それぞれの得意分野を生かしながら、機械はデザイン・防水、電気は電気配線・回路製作、制御はマイコンのプログラミングを主に、7名が力を合わせて本作品を製作しました。
受賞を記念して
チームでのものづくりを通して、大きな達成感・自信を得たのではないでしょうか。今後の活躍が期待されます。