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永進専門大学で開催された韓日共同高等教育留学生交流プログラムに参加しました

NEWS

2022.10.27

令和4年8月16日(日)から9月7日(水)の3週間、永進専門大学で韓日共同高等教育留学生交流プログラムが開催されました。

このプログラムは、永進専門大学が韓国教育院から獲得した韓日の学生交流を推進することを目的とした助成金に基づいて実施されたものです。本校からは7名の学生と第4ブロックの高専(宇部、津山、呉、新居浜、高知)をはじめとする学生13名が参加しました。

研修の様子①

研修の様子②

参加した学生は、午前中はレベル別の韓国語講座に、午後は3つの専門分野(機械・IT・観光)に分かれて実践的な研修を受講しました。加えて休日には、永進専門大学の学生によるバティプログラムが実施され、大邱、慶州、釜山などで文化交流や現代自動車をはじめとする韓国企業の工場を見学する機会が設けられました。

また、複数の高専から学生が参加していたことから、高専生同士で新たな友人を作ることもでき、充実した研修だったようです。

集合写真

最終日までには、プログラムに参加した学生全員が、この研修で学んだことや感じたことを、3分間の動画にまとめ、英語や韓国語で研修の成果を発表しました。

最後になりますが、この研修の企画から学生が日本に帰国するまで、多大のご支援をいただきました永進専門大学の先生方に厚くお礼を申し上げます。


参加した学生のコメント

田辺 尊哉(制御情報工学科4年)

今回私は8月16日から9月4日までの約3週間、韓国の永進専門大学の留学プログラムに参加しました。
プログラムでは韓国語を勉強したり、それぞれが選んだコースで勉強したり、韓国の学生との交流などがメインでした。
私は午後の実践的な研修でITを専攻しました。韓国の学生2人と日本人学生1人でチームを組み、Arduinoを使ってプログラムを組んでものを動かしたり、センサを使って数値を測ったりしました。他にも、ハードウェアとソフトウェアを作る活動では、先生が作ったライントレースカーのコースをどれだけ早くゴールできるかをチームごとで競いました。私たちのチームは惜しくも2位でしたが、韓国の学生と協力しながら、試行錯誤できたことが良かったです。
土日には、バディプログラムと呼ばれる日本人学生2人、韓国の学生3人のチームで大邱の街で一緒に遊びました。私のバディの皆さんは日本語が上手で、日本のことも大好きな人たちでした。
大邱のおすすめの場所にも案内していただいて、また行きたいと思えるほど楽しませてもらいました。
今回私は初めて留学でしたが、不完全燃焼の面もありました。来年も同じプログラムがあるのならばまた参加したいと思っています。そしてこれからもこの経験を活かしてもっと国際交流に取り組みたいです。


川俣 虎太郎(機械工学科4年)

私は以前から10代の間に1度は留学をしたいと考えていたため、コロナ禍という時期ではありましたが対面研修ということで参加しました。
今回私が行ったのは韓国の大邱という韓国では第3の都市と言われている場所です。研修中は韓国語、専門研修、文化交流を中心に行いました。
韓国語の授業では韓国の伝統的な遊びである”チェギチャギ”や”コンギノリ”などを通して楽しく学ぶことができました。専門研修の機械設計の授業では3D-CADソフトを使用し、スマートフォンで操作をできるラジコンカーの設計をしました。設計したラジコンカーは、3Dプリンターで実際に印刷して、製作をしました。
留学中は韓国人学生との交流も盛んでした。韓国語が話せないので少し尻込みしていましたが、交流した韓国人学生は全員日本企業への就職を目標にしている方々だったので、日本語がとても流暢で安心して話すことができました。
印象的だったのは、永進専門大学の先生が「日本企業は韓国人学生に日本人学生にはないものを求めているから、受動的に授業を受けるだけではいけません。韓国の学生は常に仕事を意識していて、1番効率的なやり方じゃないと仕事では使えないという気持ちで取り組んでいます」という言葉でした。
今回のプログラムでは沢山のことを経験できました。専門の授業で習った設計は、普段使用しているソフトとは違うものの、設計の基本的な考え方などは基礎から丁寧に説明があったため、今後に活かせるものばかりでした。また、韓国の”パリパリ(早く早く)”の精神や、食べ物をシェアする慣習など、文化面でも多くの気づきがありました。この留学の体験を無駄にしないように今後の学生生活を送りたいと思います。

西米 梨花(経営情報学科4年)

今回私は韓日共同高等教育短期研修プログラムに参加しました。午前は韓国語の授業、午後は専門授業そのほか放課後に韓国の方との交流会を行いました。今回の留学では専門授業でホテル観光を専攻しエスプレッソの入れ方やカクテルの作り方など普段学校では習えないことを実演しながら学ぶことができとても新鮮でした。
今回の留学を通して成長できたところは積極的に行動するというところです。韓国の学生との交流では、自分から声をかけるなどの交流をしてたくさんの方たちと仲良くなることができました。韓国語や専門の授業もありましたが、それ以上に色々なことを吸収したということが1番の成長だと思っています。たくさんの方と関わっていく中で、自分から積極的に行動したり話を聞いたりすることで今まで知らなかったことや自分にはなかった考えを知ることができたのでこれからも続けていきたいです。


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