2022.10.17
物質工学科と経営情報学科の学生混合チーム(以下、チーム)が投稿した小論文が、第38回日本DDS学会学術集会・学生研究企画コンテスト「君の研究所を創ろう」において、高校生の部『最優秀賞』『総合3位』、大学生の部『大会長賞』を受賞しました。
このコンテストは、医学と薬学をテーマに、DDS(Drug Delivery System ドラッグ・デリバリー・システム)技術を活用し、将来「君の研究所、君の製薬会社を創る」ためのアイデアを発表する会です。本校からは国立高専機構が進めている【「Society5.0型未来技術人材」育成事業 GEAR5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)】のRA(リサーチアシスタント)として活躍する学生が3つのチームを組み参加し、すべてのチームが上位に入賞するという快挙となりました。
受賞内容と受賞者
高校生の部「最優秀賞」
題目:日焼け止め効果を有するハンドクリーム「ハフハフプロテクト」
山川校長との記念写真 |
「高校生の部」総合3位
題目:口腔内の化学感覚でウイルス除去を知らせるマウスウォッシュ「コロッペ隊」の開発
山川校長との記念写真 |
「大学生の部」大会会長賞
題目:カラフルピィの開発~がんを気軽に発見できるサプリメント~
山川校長との記念写真 |
研究チームを指導した廣原志保教授(物質工学科)と根岸可奈子准教授(経営情報学科)は、GEAR5.0の防疫分野のプロジェクトに、宇部高専の代表として参画している教員です。宇部高専はGEAR5.0での取り組みの中で、ライフサイエンスの関わる材料および教材開発と、高専生の人材育成を担当しており、今回の学科の枠を超えたチームの結成に至りました。
チームの活動では、物質工学科のRAがDDS機能などの材料開発を、経営情報学科のRAが、市場調査に基づいた販売価格や利益率の計算、キャッチーな商品名の検討・考案を担当しました。今回の受賞は、本校の強みでもある学科学年融合型の活動の成果が認められたといえます。
報告の様子 |
令和4年10月3日(月)には山川校長に受賞報告を行い、山川校長からは「素晴らしい成果です。引き続き研究が進むのを楽しみにしています。」と、これからの活動に対する期待の言葉が贈られました。
受賞した学生のコメント
佐伯綾音さん(物質工学科5年)
新しいものを提案すること、学年学科の違う人達との協力などなかなかできない経験をすることができました。この経験をこれからも役立てていきたいと思います。
伊藤 翼さん(物質工学科4年)
受賞できて大変嬉しく思います。これからも知識をより蓄えて、研究活動を頑張ります。
西 美紗稀さん(物質工学科4年)
私はこのような学会に参加したのは初めてで、わからないことばかりでした。廣原先生、根岸先生のご指導のもと、チームの方と協力して最優秀賞を受賞出来たこと大変嬉しく思います。この経験をこれからの研究に活かしていきたいです。
山田千夏さん(経営情報学科4年)
このような研究を協力して行うことができてとても勉強になりました。これからの学校生活に活かしていきたいです。