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物質工学科の山﨑教授が合成樹脂工業協会学術賞を受賞

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2022.11.25

令和4年10月20日(木)、物質工学科の山﨑 博人教授が、合成樹脂工業協会主催の第71回ネットワークポリマー講演討論会で開かれた協会賞授賞式で、『第45回合成樹脂工業協会賞 学術賞』を受賞しました。

この賞は1977年(昭和52年)に創設され、毎年若干名が表彰されていますが、これまで高専教員による受賞実績はなく、46年目にして初の快挙を成し遂げました。

授賞式で受賞者代表の謝辞を述べる山﨑教授

協会賞授賞式での集合写真

合成樹脂工業協会は、国内の熱硬化性樹脂の製造者によって、72年前(昭和26年)から年1回の講演討論会を開催してきている歴史ある事業団体。大学・公設機関の研究者、そして企業技術者が集う講演討論会の開催のみならず、学術誌ネットワークポリマー論文集の発刊など、学術活動を幅広く展開しています。

山﨑教授は、元宇部高専T&B会員企業の明和化成(株)(現:UBE(株)機能品事業部)との共同研究課題「柔軟性をもつフォトレジスト材の開発(2006〜2012年度)」で得た成果を皮切りに、2011年よりネットワークポリマー講演討論会での発表や、同学術誌におけるオリジナル論文および総説執筆を積極的に行っていました。今回はこれらの功績が認められ、受賞に至りました。

山川校長に研究について説明する様子

11月11日(金)には、賞状と授賞式当日の写真が届き、改めて山川校長へ受賞報告を行いました。報告では山﨑教授から今回の受賞のあらましや研究紹介などがされ、山川校長からは激励の言葉がかけられました。

山川校長との記念撮影

山﨑教授のコメント

この度の学術賞受賞は全く予期してなかったサプライズの出来事で、知らせを受けた際には大変感激しました。そして、地元企業の課題解決に向け共同で取り組むことから始まった研究成果が、学術的に十分であると認められ、受賞へと結実したことを大変嬉しく思います。また、これまで専攻科生5名、卒研生16名が本研究に携わってきました。彼らの真摯に研究に取り組む姿勢が、大学院生顔負けの成果をもたらしてくれたこと、感謝の極みです。今後も学界の躍進に向け、ひいては産業界の発展のために、更なる高みを目指して尽力してまいります。


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