独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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食パン専門店「極み食パン安都佐(あずさ)」と連携して 新商品「イタリアンホットサンド」を開発しました!

NEWS

2023.01.26

宇部高専では選択授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。今年度受講した山田千夏さん(経営情報学科4年)と末岡乙和葉さん(経営情報学科4年)のチームが山陽小野田市厚狭の食パン専門店「極み食パン安都佐(あずさ)」と連携した新商品開発に挑戦しました。


新商品開発の経緯

素材や健康にこだわっている「安都佐」の人気メニューのホットサンドにはすべての商品に卵が使用されています。しかし、卵に対するアレルギーをもつお客様は味わうことができません。そこで、「アレルギーがある人でもおいしく食べられる見栄えの良いホットサンド」の商品開発を課題に設定し、お店の方と意見交換を重ねながら試作を繰り返しました。


卵を使用しない「イタリアンホットサンド」完成

「イタリアンホットサンド」

こうして完成したのが「イタリアンホットサンド」です。県産トマトの赤色、モッツァレラチーズの白色、レタスとバジル、アボカドの緑色が色鮮やかな商品で「映える」商品に仕上げました。ソースに使用したマヨネーズはもちろん卵なしです。お店のコンセプトである「パンを食べて健康になって欲しい」という思いを実現するために沢山の野菜を使用しています。


店舗での販売

提案した新商品のメニュー表

提案した新商品のチラシ

新商品の調理にも挑戦

令和4年12月17日(土)、18日(日)に「極み食パン安都佐」の実店舗で、「イタリアンホットサンド」を販売しました。数量限定ではありましたが、初日は開店1時間で完売、2日目は、吹雪の影響でお客さんが少ないながらも開店3時間での完売と大盛況に終わりました。
商品開発での美味しさや見栄えの追求だけでなく、経営情報学科で学んでいる原価・原価率の計算を基にした販売価格の設定やポスター、販促のためのチラシなどの広告制作にも携わることができ、非常に貴重な経験となりました。


商品開発を終えて

山田千夏(経営情報学科4年)

「安都佐」さんとの新商品を開発させて頂いたことで、新商品1つ作る上でたくさんの人が携わり、どれだけ多くの時間と手間をかけて作られていることがわかりました。また、「安都佐」さんは、お客様のことを一番に考えて心を込めて商品を作られていたり、丁寧に一人一人接客されていたりするところにとても感動しました。

末岡乙和葉(経営情報学科4年)

新商品を開発することの大変さや面白さ、一つ一つの工程の大切さなど普段学ぶことの出来ない色々なことをこの企画を通して、学ぶことが出来ました。また、「安都佐」さんの皆様とご一緒に活動することができ、とても楽しかったです。
この活動を学んだことを将来、活かしていきたいと思います。


地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力醸成,課題発見能力育成および数多くのイノベーション創出を目的とした地域課題解決型PBL「地域教育」を開講、今年で6年目になります。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、提案に留まらず年間を通じて実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成するアクティブラーニング型の授業を展開しています。


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