2024.11.15
令和6年8月20日(火)から9月24日(火)まで、シンガポールのナンヤンポリテクニックでの海外研修に学生4名(3年生2名、専攻科1年生2名)が参加しました。
成果報告会
ナンヤンポリテクニックは宇部高専と互いに学生の派遣・受け入れを行っており、宇部高専の学生は、ナンヤンポリテクニックの指導教員の下で、約1ヶ月間の研究活動を行いました。10月からは、ナンヤンポリテクニックから4名の学生が宇部高専に来校しており、12月までの約3ヶ月間の研究活動を行っています。
報告後の記念写真
参加した学生のコメント
福永 乃々椛さん(経営情報学科3年)
私はナンヤンポリテクニックに設置されている、シンガポールで初の無人コンビニについて、調査するために今回の留学に参加しました。平日は現地のプロジェクトに参加し、プログラミングを使ったビジョンシステムの研究を行いました。ビジョンシステムは無人コンビニに設置されている防犯カメラにも搭載されており、より詳しい技術を知ることができました。また放課後を使い、ナンヤンポリテクニックの無人コンビニへ調査に行きました。無人コンビニのマネージャーの方にお話を伺い、特に技術面を詳しく説明していただきました。実際にお話を伺うことで、自分で調べた時、更に興味を持つことができました。休日は現地の学生や他高専の学生と観光をして、シンガポールの街並みや文化を知ることができました。
今回研修では自分で考えて行動する場面がたくさんあり、積極的に活動することが出来ました。ナンヤンポリテクニックの学生と交流してたくさんの友達を作ることができました。英語を話すのが不得意な私にも優しく話しかけてくれたことがとても印象に残っています。シンガポールの方々の親切さによってよりよい研修を行うことが出来ました。お世話になった方々に感謝を忘れず、たくさんの思い出を大切にして、さらに国際交流に参加していこうと思いました。
他高専やナンヤンポリテクニックの学生との集合写真
木谷 映南さん(物質工学専攻1年)
【研修のテーマと学び】
今回の研修では、「ココナツ廃棄物の処理、金属浄化への応用」をテーマに研究を行いました。私は宇部高専で生物系の研究室に所属しており、環境系の研究は今回が初めてでした。研修を通して、自身の特別研究と関連する部分も多く、また環境研究ならではの特徴として、実験の過程から環境に配慮した方法を考え、実現可能性を慎重に検討する必要があることが非常に興味深かったです。
さらに、シンガポールのジュロン島にある化学・エネルギー環境持続可能性研究所(ISCE2)を訪問する機会があり、「サステナビリティ」についてシンガポール国内での取り組みや、日本との共同研究、さらには海外でのキャリアについて学ぶことができました。この経験を通して、環境問題に対する国際的な視点が広がり、非常に貴重な学びとなりました。
【異文化交流と英語力の向上】
研究活動だけでなく、NYPの学生との交流も非常に充実していました。放課後や週末にはシンガポールの街を案内していただき、私たちは日本のインターンシップに参加するNYPの学生に向けて日本語教室を開きました。この交流を通じて、シンガポールについての理解が深まり、英語でのコミュニケーション能力も向上したと感じています。研修中、彼らのおかげで毎日が非常に充実しており、感謝の気持ちでいっぱいです。
この研修で得た専門技術は、これからの特別研究に活かすことができ、今後の進路に向けてモチベーションに繋げることができました。また、研修を通して多くの先生や学生に支えられたことに深く感謝しています。その恩を忘れず、今後は学業や国際交流活動において、これまで以上に努力を重ねていきたいと思います。
研究室での学生との交流
ページ上部へ