独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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2024年度プロジェクト学習「動画をつくろう」で本校学生が表彰されました

NEWS

2025.03.11

プロジェクト学習はPBL(Project/Problem Based Learning)型の授業で、学生は工学・経済・地域課題・SDGsなど幅広いテーマの中から興味のあるテーマを選び、学年(2年生~5年生)・学科(機械工学科・電気工学科・制御情報工学科・物質工学科・経営情報学科)を超えたチームで課題に取り組みます。授業は指導教員のスケジュールに従い、学生は主体的に活動することが求められます。プロジェクト学習の一つ「動画をつくろう」では、アイディアを出し合ってオリジナルの動画を作成します。このたび、2つのチームが応募したコンテストで表彰されました。

1. 2024年第2回地球温暖化対策ショートムービーコンテスト 3位
2  班 リーダー:早﨑聖七(経営情報学科3年)
メンバー:岡崎慶敬(制御情報工学科2年)
     木村友亮(制御情報工学科2年)
     藤井一花(物質工学科4年)
日  時 令和6年11月16日 13:30
場  所 宇部市多世代ふれあいセンター
主  催 宇部市 宇部市地球温暖化対策ネットワーク
作 品 名 「地球温暖化」あなたならどうする?

表彰後の記念写真(2班)

賞状(2班)

このコンテストは、宇部市が主催し、2030年を地球温暖化の分岐点と捉え、CO₂排出削減に向けて学校・家庭・地域でできる取り組みを考える作品を募集するものです。実写・CG・アニメ・スライドなど自由な表現方法が認められ、オリジナル作品であることが条件となります。全30作品の中から優秀作品10点が選出され、そのうち3位に「動画をつくろう2班」のチームが表彰されました。

2班のオリジナル動画①

2班のオリジナル動画②

2班のオリジナル動画③

2班のオリジナル動画④

表彰された学生のコメント

藤井 一花さん(物質工学科4年)

 私たちは、宇部市の2024年第2回地球温暖化対策ショートムービーコンテストで3位を獲得しました。この動画は、実写パートと説明パートの2つが交互に挿入される構造になっています。実写パートは現代社会に生きるホッキョクグマが、地球温暖化の現状を見て自分にできる温暖化対策を実行するという内容です。温暖化によって絶滅が危惧されている生物であるホッキョクグマを、人間と重ね合わせるという斬新な発想を採用しました。これには、温暖化は決して他人事ではなく、いずれは我々人間もホッキョクグマと同じ状況になりかねないことを意識してほしいという意図があります。説明パートは、この問題についてあまり知らない人でも理解できるよう、順序だてて構成しました。まず、温暖化に伴う今後の地球の温度上昇に関するデータを提示し、その影響を具体的に挙げることで、視聴者に温暖化に対する明確なイメージを持ってもらえるように努めました。その後、個人でできる身近な取り組みを紹介することで、この動画を視聴した後の日常生活で、少しでも意識をもって地球温暖化防止に取り組んでもらいたいと考えました。
 動画を作るにあたって工夫したことに、チーム内での役割分担があります。それぞれが自らの得意分野に集中して取り組むことで、動画全体の質が向上しました。また、授業の時間だけでなく授業外でも、チャットを通じて進捗管理を行うことで、計画的に進めることができました。
 今後は、自分たちも動画制作で学んだ予防法を意識的に実施し、温暖化の対策に貢献したいです。


2. 【第3回】高校生・大学生等を対象とした男性の家事・育児参画に関する啓発動画コンテスト 優秀賞
3  班 リーダー:上崎悠希(制御情報工学科2年)
メンバー:村上颯(機械工学科2年)
     吉村なぎ(物質工学科3年)
     Danial(制御情報工学科3年)
日  時 令和7年2月12日 15:00
場  所 山口県庁
主  催 山口県 山口県環境生活部男女共同参画課
作 品 名 男性の育休取得の方法について学ぼう!

表彰後の記念写真(3班)①

表彰後の記念写真(3班)②

このコンテストは、山口県が主催し、男女が対等なパートナーとして個性と能力を発揮できる社会の実現を目指す施策の一環として開催されました。男性の家事・育児への参画を促進することを目的に、高校生・大学生等を対象とした1分以内の啓発動画を募集。内容は、男性が家事・育児に参画するメリットや、積極的に取り組みたくなるものとされました。審査委員会による一次審査で入選9作品を選出し、YouTubeの「いいね」機能を活用した一般投票を含む二次審査を経て、最優秀賞1点、優秀賞3点、入賞5点を決定し、表彰式が行われました。その結果、「動画をつくろう3班」のチームが優秀賞を受賞しました。

3班のオリジナル動画①

3班のオリジナル動画②

表彰された学生のコメント

吉村 なぎさん(物質工学科3年)

 今回、男性の家事・育児参画に関する啓発動画コンテストということで、男性の育休取得の方法について1分間の動画を作成しました。昨年の同コンテストでは、男性の家事育児参画の意味や大切さについて説くような作品が多く出品されていました。そこで、私たちの班は“育児休暇取得の方法”という、より具体的で新たな切り口のテーマの動画を作成することで、男性にとって家事育児がもっと身近な存在に感じられるように働きかけることにしました。
 オリジナルで動画を作るのは、宇部高専のプロジェクト学習の授業が初めてでした。私たちの班員も未経験の者ばかりで初めは図を一つ挿入することですら一苦労でした。しかし、班員同士で動画編集の方法を教え合うことで、図や表を用いた誰が見てもわかりやすい動画を作成できたと思います。
 今回のコンテストでは、男性向けの動画を作成しましたが、男性だけでなく全ての人にとって家事育児がもっと身近にもっと楽しく行えるような社会になって欲しいです。


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