2025.04.18
春休み期間中、機械工学科の4年1名が、宇部高専が学術交流協定を結ぶ台湾国立聯合大学(苗栗市)で行われた6高専合同の海外研修および、3月28日に開催された成果報告会に参加しました。聯合大学では毎年、夏と春の長期休暇に高専生の海外研修を実施しています。
![]() 他高専の学生と成果報告を行う楢﨑さん(右) | ![]() 他の研修生とともに研修修了書を手にする楢﨑さん(左から2番目) |
今回の研修には、第4ブロック(中四国)の高専を中心に6高専から12名の学生(宇部1名、新居浜2名、高知2名、函館2名、小山4名、木更津1名)が参加しました。研修は各専門の研究室に分かれて実験・実習を行い、最後の成果報告は英語で行われました。放課後や週末には、聯合大学の国際ボランティアの学生が様々なアクティビティを準備しており、研修に参加した学生たちは非常に充実した研修ができたようです。
![]() 研修ツアーで訪れた日立の台南工場 | ![]() 成果報告会後の集合写真 |
参加した学生のコメント
楢崎 瑞起さん(機械工学科5年)
今回、台湾国立聯合大学での春の研修に参加しました。宇部高専からの参加者は私一人だったため、最初はうまくやっていけるか不安もありました。しかし、他の高専の学生たちはとても優しく、すぐに打ち解けることができました。
研究では、筋肉の動きを電気信号として読み取るEMGや、角加速度・加速度を測るIMUセンサーを使って、現在の動作を予測する機械学習に取り組みました。最終的な目標は、リアルタイムで動作を的確に当てることです。序盤は順調で、センサーから得たデータをグラフにするプログラムもスムーズに完成しました。しかし、FSRセンサーは非常に壊れやすく、何度も作り直す必要があり、苦戦しました。また、機械学習の実装にも多くの試行錯誤がありました。それでも最終的には、2つのポーズをリアルタイムで予測し、正確に判別することができました。
休日には、九份や台南、台中、高雄、台北など各地を観光し、台湾の食や文化を存分に楽しみました。高雄では,昨年夏の文藻外語大学での研修で知り合った台湾の友人とも再会し、思い出深い時間を過ごすことができました。研究もプライベートも非常に充実した1ヶ月となりました。

週末に高雄を旅行し、文藻外語大学の友人と再会
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