独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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和菓子屋「ひろまさ」と連携して 新商品を開発しました!

NEWS

2023.02.16

宇部高専では選択授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。今年度受講した浅谷允一さん(機械工学科5年)と網本璃乃さん(物質工学科2年)のチームが宇部市東梶返1丁目の和菓子屋「ひろまさ」と連携して新商品を開発し、広報や店頭での販売も行いました。


新商品開発の経緯

「ひろまさ」は、北海道産の小豆を使用するなど材料にこだわった和菓子屋で、ワッフルなど洋菓子も販売しています。宇部高専の他にも近隣に学校が多いことから、若者にも人気が出る商品の開発を課題として取り組みました。

”あーくん“(写真下)と”こうちゃん“(写真上)

お店の人と意見交換を重ね、和菓子と洋菓子のコラボレーションにより完成したのが「”あーくん“と”こうちゃん“」という大福です。

あーくんは、沢山のアーモンドをこしあんでまとめ、柔らかい生地で包んだ「新しい食感」を楽しめる大福です。一方、こうちゃんは、紅茶の茶葉入りの紅茶クリームに甘酸っぱいイチゴを丸ごと加え、甘い生地で包むことで「新しい味」を楽しめる大福にしました。どちらも干支に合わせてウサギの形にしており、黄緑色の耳の“あーくん”と、桃色の耳を付けた“こうちゃん”がかわいらしく仕上がりました。


店舗での販売

令和4年12月14日(水)~令和5年1月末までにかけて、250円(税込み)で販売しました。ひろまさ店頭のみならず、マルシェや道の駅での販売も行いました。

また、令和5年1月14日(土)には、発売開始1か月記念イベントを開催しました。学生が店頭に立って販売したほか、先着順でイベント限定のうさぎの餌をイメージした人参の和菓子をプレゼントしました。

新商品のチラシ①

新商品のチラシ②

ショーケースに並んだ“あーくん”と“こうちゃん”

1か月記念イベントで販売する様子

商品開発を終えて

浅谷允一さん(機械工学科5年)

今回、新しい商品を開発するうえで、すべての工程においてどれだけの手間がかかっているのかを身をもって体験することができました。特に普段手に入らないような知識を沢山手に入れることができたのがとても有意義で楽しかったです。商品を開発している段階では本当に売れるか不安だらけでしたが、無事売れてよかったと思います。
この新商品の開発で学んだ事は、就職してからも是非活かしていきたいと思います。

網本璃乃さん(物質工学科2年)

新商品を考える中で和と洋を織り交ぜた商品を作ると決まってから、どんな食べ物が今流行っていて、なぜそれが流行っているのかをリサーチしそれを商品に落とし込むことがとても難しかったです。ですが、頑張って作った新商品を食べてくださった方々が「美味しかった」や「案が斬新で凄いね」などと褒めてくださったのですごくうれしかったです。
この活動で学んだ事を今後、目標を達成するための計画をたてるときに生かしたいです。


地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力醸成,課題発見能力育成および数多くのイノベーション創出を目的とした地域課題解決型PBL「地域教育」を開講、今年で6年目になります。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、提案に留まらず年間を通じて実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成するアクティブラーニング型の授業を展開しています。


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