2025.10.09
令和7年9月7日(日)~8日(月)、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されたGCONカンファレンス2025に参加しました。
GCONとは、女子高専生を中心としたチームがSDGsの視点で社会課題解決の技術開発・活動・アイデアを提案、発信するコンテストです。ダイバーシティ社会の実現に向けて、日本の女性技術者・研究者を増やすことへの喚起に繋がることを目的としており、今年が第4回の開催になります。
カンファレンスには、全国23の高専から36チームが参加しました。それぞれのチームがプレゼンテーションやポスターセッションを通じて提案した内容について、参加学生や企業の皆様と意見交換を図りました。
宇部高専からは、「Q也」「きいろいはた」「Link Care」の3チーム7名が参加しました。多くの視点からいただいたアドバイスを参考にして、本申請に向けて内容を更により良いものに作り上げていこうという機運が高まっています。
![]() ワールドカフェ | ![]() ポスターセッション |
![]() ライトニングトーク(プレゼンテーション)① | ![]() ライトニングトーク(プレゼンテーション)② |
参加学生のコメント
菅野 陽成さん(経営情報学科2年)
カンファレンスでは、自分たちのアイデアに対して多くの学校や企業の方から貴重なアドバイスをいただき、とても勉強になりました。
他校の発表を見聞きする中で、新しい発想や工夫を知ることができ、自分たちの参考になる点がたくさんありました。ポスターセッションだけでなく交流会を通して多くの方と意見交換する機会をいただき、これまで自分たちにはなかった視点や考え方に触れることができました。
山本 菜乃さん(物質工学科2年)
ポスターセッションでは自分たちでは思いつかなかった意見や新たな視点を見つけることができて勉強になりました。
ワールドカフェでは、全国の高専生や企業の方と話をして刺激をもらいました。それぞれの専門分野が活かされた意見がたくさんあり、私も自分の専門分野を極めてユニークな考えを出せるような人になりたいと思いました。
企業様との交流では、仕事の内容を詳しく知ることができ、就職先を考える際の参考になりました。
立田 采里さん(経営情報学科3年)
「育児とキャリアの両立」をテーマに、病児保育・保護者・保育施設をつなぐアプリを考案しました。ビジネス化に向けて様々な課題があり、GCONカンファレンスにおいて沢山の企業様からアドバイスをいただきました。
保護者(BtoC)だけではなく、企業や保育園/幼稚園(BtoB)との契約も想定した持続的で安定したビジネスとするため事業プランをブラッシュアップしていきます。
地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?
宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。