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台湾国立聯合大学で7高専合同の海外研修を行いました

NEWS

2023.05.08

春休み期間中の3月6日~30日、本校が学術交流協定を結ぶ台湾国立聯合大学(苗栗市)で、7高専合同の海外研修を実施しました。

聯合大学で高専生の海外研修を実施するのは、コロナ前の2019年夏以来、実に3年半ぶりで、宇部高専からは制御情報学科と経営情報学科の3年生2名が参加し、専門分野に関する研修及び初級中国語の研修を行いました。

ウェルカムパーティでの集合写真

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高専代表あいさつ(畑村留学交流室長)

今回の研修には第4ブロック(中四国)の高専を中心に7高専から13名の学生(宇部2名、新居浜1名、津山1名、高知1名、函館1名、鶴岡1名、小山6名)が参加しました。最初の2週間は、午前中に2つのグループに分かれて全員が中国語の研修を受け、午後は各専門の研究室に分かれて実験・実習を行い、後半の2週間は終日専門の実験・実習を行いました。最終日には、研修の成果を英語で報告する成果報告会が行われました。

中国語の授業の様子

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キャンパスツアー(聯合大学の図書館の前で)

華語文学系(中国語学科)学生と

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現地学生や他高専学生との交流(放課後、卓球場で)

成果報告会での渡辺さん(研修テーマ:「Measuring the distance between vehicles by OpenCV」)

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成果報告会での岡田さん(研修テーマ:「Learning Outcome Presentation」)

1ヶ月の間、英語や中国語を使って研究活動や交流活動を行い、非常に充実した研修となりました。


参加した学生のコメント

渡辺耀介(制御情報工学科3年)

私は今回の留学において、中国語の授業を受けたり、画像処理に関する研究を行ったりしました。中国語の授業では、ボードゲーム等も利用して、発音と単語の学習を中心に行いました。また、授業時間外に文法に関する自主学習などを行い、短い文章であれば中国語で書かれた文章を読むことができるようになりました。
専門に関する研修は、資工系の韓欽銓先生の研究室で行いました。乗り物前方に設置されたWebカメラから映像を取得し、OpenCVを使用して前方に存在する別の乗り物との距離をおおまかに計測してみる、という内容です。車体後方に設置されたLEDライトを基準として距離を測定するのですが、最初にLED位置を特定しようとするのではなく、まず車体の領域を特定して、その領域内からのLED検出を試みています。
留学期間を通して、日本人も含め様々な人と交流したり、様々な場所に行ったりすることで、価値観や文化の違いを知ることができました。非常に刺激的な1ヶ月を過ごすことができたと思っています。


聯合大學呉芳賓研究発展所長から研修修了証を受け取る渡辺さん

岡田侑女(経営情報学科3年)

専門の研修は、指導教員である管理学院財務金融学系の楊屯山先生の授業に週3日参加しました。プレゼンテーションスキル、価値創造、企業価値について学びました。授業中、先生が使う言語は中国語であるため、各授業でサポートの聯合大学学生についてもらい、英語で説明を受けながら理解をしていました。専門用語の多い授業で、付いていくのは大変でしたが、聯合大学の学生はとても親切で分かるまで教えようとしてくれました。
日常生活では、台湾人の温かさを日々感じました。食事や休日の外出にいつも誘ってくれ、多くの思い出を作ることができました。また、日本に興味を持っている学生がとても多く、日本語で簡単な会話をできることも多々ありました。海外にいるという不安は1日で無くなり、毎日忘れられない思い出を作り、最後の日には帰りたくないと思えるほどに素敵な国でした。とても良い経験ができた1ヶ月でした。


楊屯山先生(一番左)と財務金融学系の学生( 中央が岡田さん)


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